「夜行」の日記一覧

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【読書】夜行

題名:夜行 作者:森見登美彦  この作家さんの名前を、ついこの間まで知らなかった。お気に入りさんと話しているときに教えてもらったのだが、京都を舞台にした作品が多いらしい。  本屋に立ち寄ったときに書棚を見てみると、なんとなく聞いた覚えもあるタイトルが並んでいる。アニメ化された作品が何本かあるらしいので、そのタイトルを見たことがあったのかもしれない。  しかし、今まで一度も読んだことがなく…

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曙光と夜行

 森見登美彦の「夜行」を読了した。著者はファンタジー作家で、2003年に「太陽の塔」で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューしている。本書は、京都の鞍馬火祭りの夜に失踪した人物を巡るホラー風味の幻想小説である。  大橋を初めとする六人は、年齢は異なるが、京都で学生時代を過ごし、同じ英会話スクールに通った仲だったが、十年前、鞍馬の火祭りを訪れた夜に、仲間の一人の長谷川さんが突然姿を消…