2023年08月24日(木)06:06 会員以外にも公開 ほな この秋はなんで年寄る雲の鳥 芭蕉 今年の秋は、なぜこんなに老いの寂しさが身にしみるのだろうか はるかな雲の中に消えて行く鳥が見えるが、まるで漂泊の生涯を送ってきたわが身のように感じられる 元禄7年9月26日、芭蕉51歳の作 芭蕉は9月29日に病床に臥してから、亡くなるまで立ち上がることは無かった その3日前の作とされている 旅懐(りょかい) この句は、その朝より心に籠りて念じ申されし…
2017年12月22日(金)19:39 会員以外にも公開 兄丸 旅に病む(格安ツアー、大連・旅順・金州、その2) https://smcb.jp/albums/3803163 大連は日本統治時代に20万人の日本人が住んでいたそうだ。その一人が『アカシヤの大連』で芥川賞を受賞した作家の清岡卓行である。アカシヤのハチミツが大連の名物の一つだそうだが、昨年行ったペテルブルクで買ったので今回は買わなかった。1898年にロシアはこの地を清朝から租借してダルニー(遠いというロシア語の意)と命名しパリをモデルにした都市計…