「旅に病む」の日記一覧

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この秋はなんで年寄る雲の鳥  芭蕉

  今年の秋は、なぜこんなに老いの寂しさが身にしみるのだろうか   はるかな雲の中に消えて行く鳥が見えるが、まるで漂泊の生涯を送ってきたわが身のように感じられる  元禄7年9月26日、芭蕉51歳の作  芭蕉は9月29日に病床に臥してから、亡くなるまで立ち上がることは無かった  その3日前の作とされている  旅懐(りょかい)  この句は、その朝より心に籠りて念じ申されし…

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旅に病む(格安ツアー、大連・旅順・金州、その2)

https://smcb.jp/albums/3803163 大連は日本統治時代に20万人の日本人が住んでいたそうだ。その一人が『アカシヤの大連』で芥川賞を受賞した作家の清岡卓行である。アカシヤのハチミツが大連の名物の一つだそうだが、昨年行ったペテルブルクで買ったので今回は買わなかった。1898年にロシアはこの地を清朝から租借してダルニー(遠いというロシア語の意)と命名しパリをモデルにした都市計…