地域の大先輩が入院したので仲間3人でお見舞いに行く。 手術後6日目だがいたって元気でリハビリも始まった。 「この点滴を持ち歩くのも今日まで!楽しいね~。」 やはりベッドから開放されるのは何よりも嬉しいらしい。 しかし嫁さんの明るい顔に較べてご本人の顔色が浮かない。 腎臓癌で片方を摘出したものの肺に転移が見られる。 「定期検診で肺に見付かって精密検査で分ったの!」 「それは良かった!命拾い…
さてどうしたものだろう本当に悩んでしまう電話だった。 「ほお~い葡萄着いたぞお~っ!」 「今年の味はどうだった?」 「えっ?いつもより甘くて美味しかったけど?」 へえ~それなら良いんだけどと前置きして近況を話す。 相手は学生時代からの親友でお互いの家に泊まった。 私の留守中も勝手に来て泊まる日もあり母のお気に入り。 そんな友なので当然のように私も彼の実家に何度も泊まる。 お婆ちゃん…