吹き荒ぶ凩夕焼生き生きと
ポプラの木凩去りてマッチ棒 吉田茂子 凩に鰓吹るるや鈎の魚 與謝蕪村 冬の蝶かと思えばハグロトンボ アロマ 凩に鯨潮吠く平戸かな 夏目漱石 明治二十八年 凩のはたとやみたる枝の先 藤岡筑邨 木枯の中金色に秩父暮る 田中冬二 行人 草千里より凩の湧くならむ 中田剛 珠樹以後 木枯や錦をさらす京の店 大須賀乙字 …
ポプラの木凩去りてマッチ棒 吉田茂子 凩に鰓吹るるや鈎の魚 與謝蕪村 冬の蝶かと思えばハグロトンボ アロマ 凩に鯨潮吠く平戸かな 夏目漱石 明治二十八年 凩のはたとやみたる枝の先 藤岡筑邨 木枯の中金色に秩父暮る 田中冬二 行人 草千里より凩の湧くならむ 中田剛 珠樹以後 木枯や錦をさらす京の店 大須賀乙字 …
赤蜻蛉ニアミスのなく流れをり 小林のり人 どこまでも付いていきたし赤とんぼ 小林朱夏 赤とんぼ安曇野統べてまさをなり 丸山千穗子 赤とんぼ渓に生れて虹映ゆる 竹下幸子 日に甘え十一月の赤とんぼ 西山美枝子 紅色の大きい赤蜻蛉群れ アロマ きのふ三つけふは十に赤蜻蛉 水谷洋子 赤蜻蛉がらくた市に来てゐたり 松本恒子 赤蜻蛉午後の草にホバリング アロマ …