8 「蒲公英草紙」常野物語 恩田陸
タンポポを漢字で書くと、「蒲公英」と書くのだと知った。副題に、「常野物語」と添えているのも、柳田国男の「遠野物語」を連想させるためなのだろう。 簡単に言ってしまえば、「蒲公英草紙」は、予知能力のある人たちがいる、ということを紹介したような小説だった。山に住む人たちは、神域があるのか、神との交流もあるように語られることが多い。木を切り倒すときも、祈りをささげ、鹿やクマなどの狩猟のときも、豊猟を祈…
タンポポを漢字で書くと、「蒲公英」と書くのだと知った。副題に、「常野物語」と添えているのも、柳田国男の「遠野物語」を連想させるためなのだろう。 簡単に言ってしまえば、「蒲公英草紙」は、予知能力のある人たちがいる、ということを紹介したような小説だった。山に住む人たちは、神域があるのか、神との交流もあるように語られることが多い。木を切り倒すときも、祈りをささげ、鹿やクマなどの狩猟のときも、豊猟を祈…
終活の一環として、昔、書いたものの整理など、ぼつぼつ、やっています。 20年以上前に書いたものですが、今、読んでもおもしろいものを見つけました。 久村俊英さんのサイキック・エンタテインメントというショーを見た報告です。 ネットで調べたら、まだ、御健在のようで、最近そのショーを見た人のレポートもあります。 比較してみて、ショーの雰囲気をうまく描くという点では、オレの方がうまいかな? というところ…