ポプラの木凩去りてマッチ棒　 吉田茂子 　凩に鰓吹るるや鈎の魚 　與謝蕪村 　冬の蝶かと思えばハグロトンボ　　アロマ 　凩に鯨潮吠く平戸かな 　夏目漱石 明治二十八年 　凩のはたとやみたる枝の先 　藤岡筑邨 　木枯の中金色に秩父暮る 　田中冬二 行人 　草千里より凩の湧くならむ 　中田剛 珠樹以後 　木枯や錦をさらす京の店 　大須賀乙字 …

久しぶりのお出かけです。 群馬県伊勢崎市に潜伏しています。 関東平野の北西部ですが、広いね、ズーッと平です。 写真は ①道の駅　玉村宿 ②ちょっと懐かしい赤城山エリア ③ごちゃごちゃですが種山、天狗山、榛名山、榛名富士、相馬山、二ツ岳、浅間山 一つの山脈に見えました。 週末は天気が悪そう、せっかく来たのに、なんだか残念。

　切り貼りの石狩平野麦熟るる　 松倉ゆずる 　木枯の関東平野夕焼たり 　角川春樹 　うねりだす関東平野鳥渡る 　秋尾敏 　百万石の庄内平野春兆す 　粕谷容子 　露の道しんと庄内平野かな 　斉藤夏風 　刈り終へて越後平野に籾焼く火　 佐川広治 　蛍見に越後平野を突走り 　鈴木真砂女 都鳥 　埼玉から栃木へ平野広々と　　アロマ 　関東平野梅雨に隠れてしまひけり 鈴木真砂女 紫木…

　大阪の空のどこかがほつれ秋 　津田このみ 　階きしむ宿なつかしや古都の秋 　稲畑汀子 　嵌め殺しという窓により秋借しむ 　夏秋明子 　秋の戸々横一列に並びけり 　村越化石 　街道に日差しは斜め秋の旅　　アロマ 　書をくるも時を刻むも秋の音 　斎藤道子 馬醉木 　外暗く秋の匂いが立ち込める　　アロマ 　汐満ちてとろりと暮るる島の秋 　中村祐子 　断層の海蒼く秋際立…