22年秋・冬・新年
8月 朝日子の中を群れ飛ぶ盆蜻蛉 9月 朽ち行ける温泉宿や葛の花 アイドルの歌声に酔ふ秋の夜半 エリザベス女王逝けり秋の虹 咲き誇る弁慶草や敬老日 10月 秋灯下「女と刀」の文庫本 二人目の父も早世後の月 冬 11月 われもまた湯治客なり帰り花 再開のよさこい祭り時雨月 度忘れの増し行く日干大根 12月 クラス会御薄(おうす)頂く冬座敷 1月 年玉を貰ふよはいや髪真白 変はりゆくコロナウイル…
8月 朝日子の中を群れ飛ぶ盆蜻蛉 9月 朽ち行ける温泉宿や葛の花 アイドルの歌声に酔ふ秋の夜半 エリザベス女王逝けり秋の虹 咲き誇る弁慶草や敬老日 10月 秋灯下「女と刀」の文庫本 二人目の父も早世後の月 冬 11月 われもまた湯治客なり帰り花 再開のよさこい祭り時雨月 度忘れの増し行く日干大根 12月 クラス会御薄(おうす)頂く冬座敷 1月 年玉を貰ふよはいや髪真白 変はりゆくコロナウイル…
カレンダーが一枚軽くなりました。 私は国語の教師でしたのに恥ずかしながら、如月の意味を知りませんでした。(調べてみようと思いませんでした) 今朝のニュースの合間の1分天気予報で、気象予報士の若い女性が、もうすぐ節分で暦の上では春になりますが、 これから一層寒さが厳しくなりもう1枚重ね着することから 「衣更着」だと教えてくださいました。 また一つ勉強になりました。 人生死ぬまで勉強ですね。
二月(臥竜梅) 節分の炒り豆匂ふ厨かな 独り身の気楽な暮らし梅咲ふ 鶴帰る汀子の句碑を後にして 義理チョコは名店のチョコ春の星 亡き夫と歩きし小道臥竜梅 霧島の火山マップや痩せ土筆 春兆す踏み絵の町のバイキング 雪像の大坂なおみ浅き春 畦焼きの白煙に匂ふ車窓かな 難解な若者言葉二月尽
2月の兼題は、「寒明」、「鶯」、「黄梅」であった。角川文庫の俳句歳時記 第三版には次の解説がある。 寒明(かんあけ)、寒明ける、寒の明け 小寒・大寒と続いた三十日が終わると立春になる。その寒の明けることで、二月の四日か五日。立春と同じであるが、季語の心持ちに寒の余韻がある。 鶯(うぐいす)、黄鳥(うぐいす)、匂鳥(にほひどり)、春告鳥(はるつげどり)、初音(はつね)、鶯の谷渡り、鶯笛 スズメ…