「ソーダ水」の日記一覧

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アルメリア咲く蝦夷最北端に

   「アロマ」の句  青嵐山猛るかに揺れ動く  ソーダ水碧い中にもサクランボ  淡い紫チェリーソーダ飲む  横浜の喫茶ドルフィンのソーダ水  シュワシュワッと昭和のクリームソーダかな  二層のチェリー&グレープフルーツ ソーダ  空港にマーブル板でアイス練る  吾子ら連れ蒼い浜辺に写真撮る  アルメリア咲く蝦夷最北端に  …

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水彩で描くつゆ草瑞々し

 【朝はやや涼しかったが また蒸し暑くなる  朝食はモズク 塩鯖  スイーツは《どら焼き》】  いのちなり露草の瑠璃蓼の紅  石田波郷  朝は佳し露草ほどに濡るるなら  長谷川秋子  露草の咲き寄せてくる机かな  黒田杏子 一木一草  露草の瑠璃いちめんの昼寝覚   木村蕪城 一位  鉄塔の一脚に触れ螢草  松本たかし  露草の可憐な蕊の冴え…

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青春の想い出街のあちこちに

 ラグビーに青春の影踏みあへり  山岡 季郷  リスボンの青春 海泡石になる夕暮  伊丹公子 山珊瑚  朝焼けに青春の時めきほのと  アロマ  沖にある青春ヨット屯ろして  津田清子  汚れた皿運ぶ青春 訛は消え  伊丹三樹彦  黄楊の花青春は貧とありしかな  金子明彦  菊坂は母の青春散紅葉  村松 堅  旧青春また入学の頃に逢ふ  山口誓子  鰯雲わが青春の万華鏡  鷹羽…

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芦ノ湖渡る船に青年と

 ベスビア 笠雲 漂泊青年が齧るレモン  伊丹三樹彦  ぼろ市へ臼杵買ひに青年会  松崎鉄之  沖遠し青年が釣り河豚啼けり  西東三鬼  屋上は青年のものいわしぐも  大牧広  芽山椒青年を摘む匂いして  星野明世  火の粉撒きつつ来るよ青年焼芋屋  山田みづえ 手甲  傘ひらきたる青年に春の雪  黒田杏子 一木一草  光年のしずかな時間草はらにならびて立てる馬と青年  井辻朱…

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レモンイエロー車は若葉の中走る

 見渡せば遥か山脈若葉して アロマ  金平糖若葉の色も打ち混じり  アロマ  ドレスはレース模様の若葉色  アロマ  若葉雨徒然に舐る花林糖  角川源義   若葉雨御師村のがる軒の川  角川源義  列車から見える山々若葉して アロマ    皿の上若葉の色をあしらって アロマ  若葉青葉、灯が灯のいろになつてゆく  荻原井泉水   若葉青葉魚のぞきつゝ遡る  政岡子規 若葉  …

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語らいの楽しさ何時も通学路

 よくもまあ続くお喋りソーダ水  中村陽子  お喋りは葭原雀えりに鷺  阿波野青畝  お喋りな鵯に起こされ今日も晴れる  高山紀子  梅雨の夜の夢に故人と歓談す  日野草城  歓談一時夫にゆだねて炭出しに  平井さち子 完流  歓談のその真ン中のふかし藷  岡淑子  歓談のかくも田楽食べし串  皆吉爽雨  歓談のあとで死にけり赤とんぼ  永田耕衣  メロン切りて歓談の輪に加はらず…

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夢見るかに日暮れて辺り薄暑

 旧道を蟹渉り急く伊勢薄暑  鳥居おさむ  ラッシュアワー過ぎても暮れず夕薄暑  清崎敏郎  伊勢に来たからは薄暑の伊勢うどん  飯島晴子  朝より瀬戸の船音旅薄暑  高浜年尾  コツプ酒斜に波うち薄暑の灯  中村草田男  タイ薄暑潮来にありし橋も見え  高田風人子  炒飯は炎と睦む薄暑かな  櫂未知子 蒙古斑以後   無愛想に切符飛出る薄暑かな  太田梨三  白い服薄暑の街に涼…