淵脇 護 選 婚決めてパールの指輪冬の月 (評)季語は「冬の月」。「パールの指輪」は「真珠の 指輪」、たいそう高価だと聞き及んでいる。この情景は、おそらく花嫁側の喜びであって、上五から中七に婚約成立の喜びがあふれている。しかし、お手柄は下五で「冬の月」と静かな雰囲気でまとめたところにある。 高千穂のゆるりと座る日向ぼこ 霧島 秋野 三歩 遠き嶺に入り日残して暮れ早し 霧島 池田 章…
今日から12月 師走 昨夜の月は綺麗でしたね。 山の紅葉も終わりかけの感じです。 さてさて12月 やり残したことは無いかな?と振り返り。
十二月(枇杷の花) 月並みな暮らしの中の風呂吹きぞ 手つかずの終活ノート葱刻む 狼狽えるキャシュレスなり年の市 亡き夫のあの日あの時冬至風呂 大火鉢我が家の戦後を語りをり 幼児期は戦の中よ枇杷の花 入院の子のメール開戦日 令和にはれいはのほこり煤払ひ 待ち兼ねし子の退院や実南天 クリスマス介護施設へ向かふ足
12月は何かとイベントが多い。忘年会、クリスマスパーティー、カウントダウンライブなどなど目白押しで、なぜか心が浮き立つものがある。その一方で、最近は、忘年会などに誘われても、お付き合いでしぶしぶ参加することは止める人も増えていると聞く。確かに、イベントへの参加は、自分の参加意思(出たい!)が大切だとは思う。SNSには、様々なイベントが企画されており、参加条件さえ満たせば参加は容易だ。それでも、気…
12月の兼題は、「極月」、「枯尾花」、「山眠る」で、小生が出題した。 角川文庫の俳句歳時記 第三版には次の解説がある。 極月(ごくげつ)、師走(しはす)、臘月(らふげつ)、春待月 陰暦十二月の別称。陽暦の十二月の名称としても通用している。僧(師)が馳せ走る月だからなど、語源には諸説がある。文字面からも、年末の慌ただしい人の往来を思わせる。 枯尾花(かれをばな)、枯芒(かれすすき)、枯薄(かれ…
此処を開く前に年賀状の作成に試行錯誤して居たら、もう昼になって仕舞った・・・ こんにちわ~ 今日はチラチラ小雪の舞う天気です~ 大将の散歩へ行ってから年賀状を作ろうかと色々デザインを考えて居たら昼になった~ 毎年、写真編集ソフトを使って写真入りの編集作成しているが、文字枠の処で縦書き、横書きが巧く変換出来ず手間取って居た~ もう歳なので年々減らしては居るがやはり届いた賀状の人には礼を失す…
今月の兼題は、「数へ日」、「水涸る」、「冬菜」であった。 角川文庫の俳句歳時記 第三版には次の解説がある。 数へ日(かぞへび) 年の暮れに残る日が少なくなること、また、日数の残りも少ない年末。 水涸る(みずかる)、川涸る、沼涸る、滝涸る 冬は降水量が少なく、沼も川も底が見えたり、滝も細くなって止まったりする。渇水が続くと、給水制限や断水が行われ、日常生活に影響を及ぼすこともある。 冬菜(ふ…