山眠る夕暮れの空美しく
いくたびも虹を吐いては山眠る 高野ムツオ 南面に残せる放馬山眠る 皆吉爽雨 山眠る 玻璃越しの冬景色 アロマ わたくしの前おほらかに山眠る 野末たく二 塩炒つてぬくめる腹や山眠る 龍岡晋 夕日背に黒々と山眠りたる 稲畑廣太郎 夜よりも昼深々と山眠る 古住蛇骨 山眠り椎の実あまた降らせたり 楠本憲吉 山眠る飛騨の質屋の暖簾かな 柑子句集 …
いくたびも虹を吐いては山眠る 高野ムツオ 南面に残せる放馬山眠る 皆吉爽雨 山眠る 玻璃越しの冬景色 アロマ わたくしの前おほらかに山眠る 野末たく二 塩炒つてぬくめる腹や山眠る 龍岡晋 夕日背に黒々と山眠りたる 稲畑廣太郎 夜よりも昼深々と山眠る 古住蛇骨 山眠り椎の実あまた降らせたり 楠本憲吉 山眠る飛騨の質屋の暖簾かな 柑子句集 …
通り雨暫く軒に雨宿り アロマ ちらと笑む赤子の昼寝通り雨 秋元不死男 ひぐらしを鳴かせて昼の通り雨 石塚友二 玉縄抄 花柊裏町の夜の通り雨 松崎鉄之介 庭踏むや落花をさそふ通り雨 河東碧梧桐 日の入りや麻刈るあとの通り雨 正岡子規 麻 通り雨ありたる現の証拠かな 右城暮石 一芸 通り雨に逢うて戻りし一重帯 日野草城 駆け足で坂下る夏の通り雨 ア…