「松茸飯」の日記一覧

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夕暮れのオープンカフェに秋惜しむ

 【昼前の入浴  気温乱高下で体調はいまいち】  夕霧が山路をおりて来りけり 村越化石  夕霧の茜に淡く靄めいて  アロマ  夕霧の波止場フランス映画めく  峰尾秀之  夕霧にその先見えず摩天楼   中井登喜子  夕霧の街に灯火が点き始め  アロマ  香具山の夕霧ふかし冬至粥   奥村直女  秋惜む色を揃へて植木市 稲畑廣太郎  秋惜…

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石塀に懸かる野葡萄写メールで 

 野葡萄に指染め女人高野かな  木内彰志  野葡萄やあの日この日の風の彩  長山あや  石塀に懸かる野葡萄写メールで  アロマ  野葡萄の瑠璃さんざめく風日和  文挟夫佐恵  涼風は桜落葉をこぼす程  清崎敏郎  湯治場の煤け柱や茸汁  乾佐知子  焼く茸汁の茸と分けてゆく  三村純也  お任せの料理なかばに茸汁  大西和子  深々と谿の風聴くきのこ汁  徳田千鶴子 …

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曲物(わっぱ)に鱒ずし丸く桜色

 鯵寿司の駅弁に春惜しまんか  石塚友二 玉縄以後  駅弁のなぜたのしきや雪崩止  石川桂郎 高蘆  駅弁の温みを膝に十二月  鷹羽狩行  駅弁の蓋の飯粒鳥曇り  門前正徳  大船のホームにて買う鯵の鮨  アロマ  駅弁の黒きこんにやく雁渡し 桂信子 緑夜  駅弁の雪に濡れしを買ひ来り  高濱年尾 年尾句集  駅弁の箱うつくしき春隣  小林松風  駅弁の帆立匂はせ五能線  高澤良…