「善人」の日記一覧

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傘寿(80才)

夫は亡くなっておりますが 生きていれば 「傘寿」さんじゅ、80歳になります。 娘たちとお墓参りに行って 「傘寿」のお祝いに 夫が大好きだった「ステーキ」を 娘と食べに行きました。 私は、3度目の結婚でしたが 其の3度の離婚で 何が変わったというのが 人に聞かれますが 他の人はどうなんだろうと思うのです。 喪失感もなければ 寂しいとか、苦しいとかそうい…

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好事も無きにしかず (自分のためのメモ)

碧巌録のなかに、首記の言葉がある。 いいことは、無いほうがマシだ、という意味。 その裏には、いいことの本質にまつわる洞察がある。 いいこととは何か。 受験に無事合格して大学に入ることができた。 合格した本人にしてはいいことであろう。 しかしボーダーライン上にいて、結果、 不合格だった人にとっては、この人が合格したために 自分が落ちたことになる。 ある人にとっていいことは、立場が異なれば 悪い…

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〜善人なおもて往生をとぐいわんや悪人をや〜

悪人正機(あくにんしょうき)は、浄土真宗の 教義の中で重要な意味を持つ思想で、「“悪人”こそ が阿弥陀仏の本願(他力本願)による救済の主正の 根機である」という意味です。 阿弥陀仏が救済したい対象は、衆生です。 すべての衆生は、末法濁世を生きる煩悩具足の 凡夫たる「悪人」である。 よって自分は「悪人」であると目覚させられた 者こそ、阿弥陀仏の救済の対象であることを 知りえるという意であるのです…

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言葉そのものには力はない・・・(自分のためのメモ)

久しぶりにこころの高まりを覚えながら本を読んでいます。 福島智さんという東大教授の先生が著された『ぼくの命は言葉とともにある』という書です。 福島さんは、9歳で失明、18歳で聴力を失い、盲聾者として 生活をされています。 書の言葉のあちこちに啓発を受けたり、新しい知見を得たりしていますが、取り上げてみたいのは、表題にある「言葉そのものには力はない」と書かれている文章です。 福島さんは盲聾者の…