今年に入って一度も古代史の記述をしていないのに気がつきました。　３月に８０歳という、俗にいう傘寿になり、やれやれと一息付いたら、一気に怠け者になった気がします。 それというのも、書店に行けば８０歳になれば、何も気にせずただ、愉しく生きよ！という主張本ばかり。 これはつまり、高齢者はこれからかなり辛い環境が待つているので、それなりに覚悟せよ！と云われているような気もします。 折しも　チャット…

加藤謙吉著 祥伝社新書　2017年7月発行 日本が国家としての体裁を整えることに大きく貢献したのは、先進文化を持ち込んだ渡来人の力によるところが多い。 彼らは氏族として集団を為して活動していたように見えるが、果たしてその実態はどのようなものであったのであろうか。 氏族の研究を専門とする先生の見解を知りたいと思って、本書を繙いた。 人類はアフリカで誕生し、世界各地へ拡散したことが研究の結…

歴史と言う物は、知れば知るほど深みに嵌っていく物らしい。 もがけばもがく程、深みに嵌る蟻地獄の様だ。 「出雲の国」と「ヤマト朝廷」の関係に興味を持ち、調べていたら・・・・・・ 日本人とは誰か？何処から来たのか？と言う事まで知りたく為ってくる。 何故かと言うと「出雲王国とヤマト政権」の関係は、日本古来の地方豪族と朝鮮半島から来た「渡来人」と呼ばれた人達の権力争いでは無いかと推理的な仮説を立てて見…