川透きて十一月の桑畑 斎藤道子 影淡き十一月の稲架掛くる 石川桂郎 四温 手術痩せの身に十一月終りけり 上野さち子 雨が消す十一月の草の色 大島早苗 霜月の好天親子で旅を行く アロマ 鍋もののうまき十一月来たる 石川桂郎 高蘆 詩の湧きつぐことが詩十一月の薔薇 中村草田男 縞織つて十一月の風の音 鷲谷七菜子 花寂び 美しき十一月のペルシャ…
上空を飛行機が行く音がする さかしまにしても夜長の砂時計 町田しげき ずるずると昨夜の夜長を引きずりて 稲畑廣太郎 こゝろよく疲れて眠る夜長かな 日野草城 ひとごゑをへだつ夜長の襖かな 長谷川素逝 暦日 録画して秋の夜長に見るテレビ アロマ 温泉の面に夜長のランプ灯りをり 清崎敏郎 湯薬師は夜長く灯り給ひけり 阿波野青畝 妻がゐて夜長を言…
11/15上野の東京都美術館へ行ってきた。 ムンク展「共鳴する魂の叫び」である。 自画像や家族や友人の肖像画で展示が始まる 「叫び」の部屋は、並んで見る形式であるが、 それだけの価値があった 全般的に色彩豊な作品であった。