「内館牧子」の日記一覧

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終わった人

読書感想です、 女性の作家さんですけど、この年代の男性の心理 がリアルに描かれていて凄い迫力がありました。 仕事一筋だった主人公・田代壮介は 定年を迎えて途方に暮れた。 「まだ俺は成仏していない」 と職探しをするが…。 生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、 あがき続ける男に再生の時は訪れるのか? 【作品紹介・あらすじ】 定年って生前葬だな。 衝撃的なこの一文から本…

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老害の人

   ~~~ 読書感想 ~~~  老害の人  内館牧子  評価 ☆☆☆☆ 双六やカルタの製作販売会社の前社長・戸山福太郎は、 娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、 同じ手柄話をくり返す。 彼の仲間も老害の人ばかり。 福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて 腹の中をぶちまけ…。 老害は毒と薬の両面があるのは目から鱗でした。 内舘牧子さんの小説はテンポ…

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「『今度生まれたら』」

私は娘宅から帰り、○○公園に急いだ。ボランティアの活動開始は10時。直前に着いた。今日はバラの剪定と草取り。風は涼しいがやはり汗が流れる。園内には小さな子供達が続々と入って来る。 周りのお喋りを聞きながら私も貸与された剪定鋏でバラを剪定し、地面の草取りをする。 「柔らかい土ですねぇ。やっぱり花は土なんですね」 「そうだ、土だ」 近くにいた男性が答えた。いいなあ、この「話が通じる」…

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オバサン考

昨夜はいっきに秋の寒さになった。 今年は10月に入っても蒸し暑かったので 読書も積んだままの本をチラチラと眺める程度。 さすがに、涼しい秋の夜長は読書が捗る。 内館牧子さんのエッセーを読んでいて 「うん、うん、そうや、女心を掴んでいる!」 と思った内容があった。 ‥‥‥‥‥‥‥‥❤❤❤❤❤‥‥‥‥‥‥‥‥ 内館さんの女友達A子さんは、40代後半の会社経営者。 彼女はバツイチであるが、B氏と…

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すぐ 死ぬんだから

内館牧子著 すぐ死ぬんだから を読んでいます。 メッチャ面白くてPege317のうち82ページまで 一気に 読んじゃいました♬ シニアー世代に是非読んでいただきたい一冊です。 毒舌ですが 当を得て 抱腹絶倒間違いなしです。