「阿部謹也」の日記一覧

会員以外にも公開

民主的より封建的であろうとする精神

「民主主義」とは突き詰めて説明するなら、 個人の「権利」を、 集団主義的価値より優先する事を意味している。 日本の場合、 戦後の「国民主権」を高らかに謳う憲法の制定を歓喜で迎えた民衆が居たのと同時に、 敗戦の占領下で民主化に切り替えられたと言う歴史が背中合わせに共存していた。 この組み合わせは、 どうやら国民的トラウマの矛盾となり、個人の権利に関する「民主教育」を、  利己主…

会員以外にも公開

『定義集』大江健三郎著 と「投稿家」

大江健三郎著『定義集』-朝日新聞出版-は、 新聞紙上に2006年〜2012年までの月1回、大江氏が掲載したエッセイをまとめた本だ。 「自分で定義することを企てる」の題は次のような内容。 「 〜その六年間、文字面からは落ち着いた女性に思える読者から、  毎月、不思議な記号つきの短評が寄せられました。  30/124。  〜私は中野重治の短編を読み返して、その独特さに引用しないではいられなかった。…

会員以外にも公開

ブックカバーチャレンジ、1冊目。

「7日間ブックカバーチャレンジ」なるものに、お誘いを受けた。  読書文化の普及に貢献するためのチャレンジなのだそうで、ルールは2つ。  ①好きな本を1日1冊、表紙の画像を7日間日記に投稿、著者や年代、背景等を資料として付記する。  ②日記をアップする時に、毎回「おきにいり」の友達に、このチャレンジへの参加を依頼する。ただしバトンを貰った人は余りこだわらず、スルーものんびりも可のゆるゆるでOKだと…

会員以外にも公開

小林多喜二文学碑へ

昨日は久しぶりに秋晴れの清々しい日和、急に思い立って「ちょっと、小樽に行ってくる」と出かけた。  自宅からの自転車は12分ほどの教育文化会館の駐輪場に置き、そこから小樽行の高速バスに乗った。  JRで札幌~小樽間は32分、640円、それに自宅から路面電車と地下鉄で札幌駅までは約25分、料金は320円。自転車とバスで小樽までは1時間強掛るが610円。10分間隔に3社のバスが走っている。  小樽駅前…