「騙し絵の牙」の日記一覧

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騙し絵の牙

昨日は、ママちんとお出かけ。 映画を観に行きました。 誰も死なない。 爆弾もサギも無くミステリーでもない。 出版が騙し絵、牙にはまた別の意味を暗示しているのですが、それへの経過が面白いんです。 コースタームービーでもないのに、あっと言う間に終わりました。 見終えてから、味噌ラーメンの國丸へ! 徳島なのに徳島ラーメンではない。 ましてや安いとは言えないのに、開業からずっと…

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雑誌編集長の苦悩

 塩田武士の「騙し絵の牙」を読了した。著者は小説家で、2010年に「盤上のアルファ」で小説現代長編新人賞を受賞して作家デビューしている。本書は、近年市場規模が減少し、危機的状況を迎えている出版業界の現状を描いた社会派小説であり、2018年本屋大賞ノミネート作である。  本書の主人公は、大手出版社の薫風社で、四十歳代でカルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也である。速水は優れたユーモアセ…