「カントロフ」の日記一覧

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モーツァルトの ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 ・2つのヴァイオリのためのコンチェルトーネ

2018年12月以来の鑑賞。 独奏楽器として最初に現れるのはヴァイオリン。それにしても不思議な曲だ。モーツァルトはフルートをはじめ、クラリネット、ファゴット、オーボエ、金管ではホルン協奏曲を残している。またフルートとハープのための協奏曲も。弦楽器を同時に二つ独奏楽器としたのは、この2曲の他に知らない。なぜ、ヴァイオリンとヴィオラでなければならなかったのだろうか。しばらくすると転調があって、ヴァイ…

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モーツァルトの ヴァイオリン協奏曲第1番・2番・ ロンドをカントロフのヴァイオリンで聴く

2018年12月以来の鑑賞。 ヴァイオリン協奏曲第1番。 第4番の開始にも似た幸福な気分に満ちた音楽だ。ここでのカントロフも軽やかながら芯の強い、そして軸のぶれない演奏を展開する。音色は暖色系だ。転調による表情の移ろいにも趣がある。 第2楽章はアダージョ。おそらくそれほど規模の大きくないオーケストラだろう。安定感と豊かさ併せ持つ響きは、カントロフのヴァイオリンとの融合に潤いがある。加えてカントロ…

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モーツァルトの ヴァイオリン協奏曲第4番他をカントロフのヴァイオリンで聴く

2018年12月以来の鑑賞。 ヴァイオリン協奏曲第4番。 輝かしく祝祭的な気分による曲の開始に続く華やかなカントロフのヴァイオリンの響きは大きな喜びと幸福を想起させる。カントロフのヴァイオリンの響きは3番と5番に優るとも劣らないほどの美しさを見せ、透明感も備えもつ。こうした音楽を聴いていると、日常の悩みなどが浄化される思いを抱く。楽章の終わりではカントロフの確かな技巧にも触れることができる。…

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モーツァルト のヴァイオリン協奏曲第5番&第3番 をカントロフのヴァイオリンで聴く

2018年12月以来の鑑賞。 ジャケットを見ると、ヴァイオリンとオーケストラのための作品全集1とある。このCDはおそらく愛読していた月刊誌の推薦盤だったことが購入に結びついたのだろう。 5番と3番の組み合わせはパールマンのヴァイオリンによるLPでも聴いている。また、オイストラフのヴァイオリンによるCDでも聴いている。実に久しぶりに手に取った。 カントロフのヴァイオリンの響きはパールマンやオ…