先日、深夜のラジオで興味深い話を耳にしました。 福島県の須賀川牡丹園では十一月第三土曜日に牡丹の老木や枯木を集めて焚き火を行う行事が有るそうです。三百年以上にも及ぶこの牡丹園では毎年続けているとのこと。 牡丹の木を燃やすと、初めはオレンジ色の炎が上がり、火が強くなると金色になり、更に燃え盛ると青紫になる。同時にとても良い香りを漂わせて人々を幽玄の世界に導く。 そのような歴史から俳句の冬の季語と…
久しぶりのブログで、暦とそれにまつわる草花の話題である。 官報は毎年2月1日に、国立天文台による「翌年の祝日」を公表している。 「平成31年(2019)の暦」を掲載した官報は、インターネットからPDFが入手可能で、その官報の最下段に掲載されている。 http://kanpou.npb.go.jp/ なお、この来年の暦にはご退位される今上天皇の誕生日の掲載はなく、もちろん即位前の新天皇の誕生日…
入院中、病院の外に出ることもなく、歳時記を繙いて普段は読むこともない例句を読むことになった。 歳時記に掲示されている例句は、江戸時代から現代に至る著名人・俳人の季語を用いた作句で、 成程このように詠み込むものかと、一応俳句を作る身にとって参考とはなるが、 数ある例句の中で、これはぴったりくるなというものはあまりなかった。 文字が読めないもの(常用漢字ではない)や、作者の主観が強くて、作意…