「即興詩」の日記一覧

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朝の孤独

もうすぐ 孤独でも 朝が来る 何をするでもなく ふっと 小さな息を吐く 晴れでも 雨でも いいのだ 暗くても 必ず 明るくなる 孤独だけど 朝には ひとりじゃない そんな気分 きっと いつまでも

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秋休み

秋休み そんな休み どこにもないけど 言ってみたくなる 秋休み 旅したふりして 秋休み ひとりの夜 黙ったままで 夜風を つかんでみたら わかるような気がする だから 今は 私だけの秋休み

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風の話

想い出 語り風 ふわふわかな 捨てたもの 拾い風 ほろほろって 行った夏 呼ぶ風 つらつらと もうすぐ秋 風揺れて ふふっと

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ブルースの女 ~虹~

まだ 望みはある そんな気がして だから 待つのもいいかなって 未練の涙も いいかなって 忘れるのは いつでも出来る あなたにも 見えるでしょ あの遠い虹が

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ブルースの女 ~酒場~

もう 真夜中 真っ暗だよ いつまで 飲んでるのさ 夜が明けるよ いつもの台詞 わかってるけどさ グラスがさ 飲みたいって いつもの酒場の 一幕芝居

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ブルースの女 ~ガラス玉~

偽物って言葉 淋しいよね 仕方ないけど いらないぜって 言われたみたいでさ 笑えないけど ちょっとだけ 無理してみたら この指輪 きれいきれいで 光ってる ガラス玉のくせに

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ブルースの女 ~恋~

もう 消えている きっと 閉めた 夜空の扉に ひとつだけ 闇夜の 女の からからと鳴る かけらしかない 恋と言う 思い出ってやつ

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ブルースの女 ~波止場~

捨てたよ 未練ってやつは でもさ やっぱり また 来てしまった 月が ほら 半分映ってる 誰もいない 裏酒場のある 波止場

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何でもない夏

いつ 海に行った 遠い昔だよ なぜ 今 それ思う わかんないよ 暑いだけの日々 転がってるから そうでもないけどさ 跳ね返った緑の 光りが 夏だぜって 言ってるよ 何でもないよな顔でさ

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風は夏

今日は青 明日は 緑 いつかは 真紅 そんな情熱 後ろ姿の春 そして 少しだけ見える 夏の向こうに 吹く風が 知っている

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踊る色

今日は 多分、こんな色 くすんだ過去色 それもいいか そう 小さく頷いて 軋んだ 明日の扉を 押してみる 何色 わかんないけど 色はある さあ あたし色に してみよう

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なみだ風

そっと いや もっと強く 吹くのかもしれない ついて来る 春風って奴 そう それでいい 雨でもないのに ちょっとだけ 濡れてる 伏し目の瞳には

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月を拾いに

捨ててあるわけじゃない じゃあ 拾ったらいけないかな いいんじゃない 気持ちのままで いいんじゃない 空から 半分落っこちた月 誰のものでもないから ちょっと涼しい 夜の道で 光ってる

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港の風

星は消えて 月もどこかに行ったけど 裏酒場に 灯がひとつ 暗いけど 誰もいないけど グラスは ふたつ 外の風で 酔えないけど 飲みたくなる 港酒場は

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斜め陽ブルース

嘘は言えないけど 心は 隠しておくわ 見たくもないでしょ だから 黙って笑うだけにするわ 眩しすぎるから ちょっとだけ 目を伏せてみるわ わからないって それでいいのよ

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想い風

どこまで いつまで わからないけど 薄い空の向こう 薄い風と 過ぎた夢と 枯れた花 拾ってみると 秋が言う ちょっと寄りなって

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夢見て

寒い空に 瞳を上げて 何を見る 舞う風 遊ぶ雲 流れる息 手を伸ばして ほら もっと 夢見て 生きてゆくんだ 私

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~傘はないので~

あるけど 傘はないので そう言ってみる まだ小雨 だから ちょっとだけ歩く そのうち 降ってくる でも、傘はないので ぬれるだけぬれて 泣いたふりして 空を見上げる 傘はないので あるけど そう言ってみる

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~かっこつけて~

ご覧の見た目 そう だから かっこつけても そう たいしたことないけど でも ちょっとだけ かっこつけてみて 男前を気取る そう 女だけど 男前が好きだ 少し 斜に構えて シャツの襟 ひらひらさせて 風に 軽く よぉって言って 肩を揺らして 男前になるか かっこつけてるだけだけど

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舞い舞いワルツ

いつまでも 出来ないけど 思うのは 自由 だから いつまでも くるくる回って ちょっとだけ かっこつけて たまに ほらって ポーズもとって いいでしょって 終わらないわけはないけど 終わらないって 思うのも 自由 だから いつまでも こんな感じ くるくる回って