「晩春」の日記一覧

会員以外にも公開

カエルちゃん遅くなってごめんね

蛙だと 気付きの遅れ お玉達  水涸れの時 元気なりしや  草刈り畑の山側の側溝に、ヤマアカガエルのオタマジャクシががわんさかいます。目下、頭は2cmほどの楕円、全長は6cmほどに育っています。そして、そこに湧いた藻や落ちてきたミミズなどを元気よく食べています。 そのヤマアカガエルの存在は、今年初めて気づきました。晩冬の2月中旬、側溝の近くで裏山の倒れた杉からの薪作りを1週間ほどしていてです…

会員以外にも公開

『日々の俳句』春雷

✫ 春雷や諍い止まぬ一惑星     闌音 ※人間の業を戒めるが如き一打が鳴った。 *体調が勝れず昨日一日休養して日記はお休みさせていただきました。

会員以外にも公開

『日々の俳句』日永

✫ けんけんぱ日永のためにある遊び    闌音 ✫ 一生を顧みてゐる日永かな ※春も長けて随分と日照時間が長くなって来た。 長閑な春の日にあの頃の子供に戻ってみたいものだ。

会員以外にも公開

『日々の俳句』菜種梅雨

✫ 菜種梅雨滲む現在過去未来     闌音 ※春の鬱陶しい雨模様の日がやって来る。 平仮名一文字のみで簡潔に詠んでみました。

会員以外にも公開

『日々の俳句』陽炎 かげろふ 2

✫ かげろふより自転車の子等あらはるる   闌音 ✫ 陽炎は大地の吐息仄めきぬ ※陽光が濃くなり大地が温められると空気との 温度差により幻想的な陽炎が出現する。

会員以外にも公開

『日々の俳句』風光る

✫ 風光る庭に放てり烏骨鶏    闌音  烏骨鶏=うこっけい ✫ うまさうな雲ふはふはと風光る ※烏骨鶏とは ニワトリの内種で天然記念物です。 鳥骨(黒い骨)という名の通り、皮膚、内臓、骨などすべてが黒色をしていることが特徴。羽毛の色は白と黒が存在します。 普通のニワトリは脚の指が前に3本、後ろに1本あるのに対し、烏骨鶏は後ろ脚の指が2本あり、合計5本存在します。 これはニワトリの…

会員以外にも公開

『日々の俳句』啄木忌

✫ 温もりのまだ冷めぬ砂啄木忌     闌音 ✫ 啄木忌潮騒を聴く落暉かな ※4月13日は石川啄木の忌日。 啄木と云えば「一握の砂」がすぐうかぶ。 ★東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる ★いのちなき砂のかなしさよさらさら握ればあひだより落つ

会員以外にも公開

『日々の俳句』筍 たかんな

✫ たかんなの天突く穂先出にけり       出=いで  ✫ 筍の大振り小振り届きたり       ※筍は今が旬、実家の裏山の掘りたての物を刺し身と炊き込みご飯で頂きました。😋

会員以外にも公開

『日々の俳句』桜貝

✫ 青春の証愛ほし桜貝        闌音 *せいしゅんの あかしいとおし さくらがい ✫ 吾子の掌の桃色競ふ桜貝 *あこのての ももいろきそう さくらがい ※今はもう波打ち際の桜貝は姿を消してしまいましたが、 遠い昭和の記憶が蘇る。

会員以外にも公開

『日々の俳句』惜春 三句

✫ 惜春の無口となりしふたりかな    闌音 ✫ 惜春や寄り添ふ老いを諾ひて   ✫ 行く春のルーペで探す広辞苑 ※諾ひて=うべないて→容認すること(肯定)

会員以外にも公開

『日々の俳句』竹の秋

✫ 一僧の掃く風の中竹の秋     闌音 ✫ 竹の秋鞍馬に天狗潜みゐし ✫ 山彦や俄にふるへ竹の秋 ※竹の秋 ふつうの樹木は秋に紅葉(黄葉)するが、竹は春に黄変する。これを、竹の秋という。筍に栄養分を費やすためである。逆に、秋には、筍が一人前の竹となり、若葉を茂らせる。これを竹の春という。

会員以外にも公開

『日々の俳句』亀鳴く

✫ 亀鳴いて寡黙な吾を励ますか     闌音 ✫ 万年を生き永らへて亀の鳴く ※この季題も俳諧味のある難解な季語です。 鶴は千年亀は万年の故事をもじって一句としました。

会員以外にも公開

『日々の俳句』春深し

✦ 騙し絵に目まひ誘はれ春深し    闌音 ✧いつもながらトリックアートには驚かされる。 新型コロナウイルスも人の目には見えないが騙し絵のように忍び寄って来る。

会員以外にも公開

『日々の俳句』藤の花

✦ 藤の花うらがはにある昏さかな    闌音 ◎ふじのはな うらがわにある くらさかな ✦ 垂れ下がることを命と藤花かな ✧一句追加しました。 写生の二句。 ✧コロナで日本中が打ち沈んでいるが自然は変わらず 私達にその美しさを与えてくれる。

会員以外にも公開

『日々の俳句』春逝く

✦ 登檣礼なき日本丸春逝けり     闌音 登檣礼 (とうしょうれい )とは、 帆船 の出航時に 船員 を 帆桁 (ヤード)などに配置し、見送りに来た来客に対する謝礼を行うもの。 帆船において最高の礼とされる 。 横浜のみなとみらいに係留展示されている、かってその優美な姿から「海の女王」と称された「日本丸」。 この横浜の人気スポットもコロナ騒動で人影もまばら。