厨から晩夏の風を見ておりし
(午前中の外出 一時間少々で帰宅 晴天だが湿度が高い) 鍬の柄に尺蠖が立ち雨季に入る 木村仔羊 風ありて尺蠖とぶがごときかな 高橋馬相 秋山越 ひた寄せて遠引く潮も晩夏なる 能村登四郎 それ~の花に晩夏の色ありぬ 高木晴子 花 季 棒立ちし寸取虫の思案貌 杉山青風 ゴーギャンみて音失ヘり晩夏の街 小檜山繁子…
(午前中の外出 一時間少々で帰宅 晴天だが湿度が高い) 鍬の柄に尺蠖が立ち雨季に入る 木村仔羊 風ありて尺蠖とぶがごときかな 高橋馬相 秋山越 ひた寄せて遠引く潮も晩夏なる 能村登四郎 それ~の花に晩夏の色ありぬ 高木晴子 花 季 棒立ちし寸取虫の思案貌 杉山青風 ゴーギャンみて音失ヘり晩夏の街 小檜山繁子…
白樺の林明るき晩夏かな 成瀬正俊 背表紙の金文字薄れ晩夏光 小副川康子 目を立てて動かぬ蟹や晩夏光 小松崎爽青 雲の影移るテラスの晩夏かな 木下夕爾 さざめいて風に晩夏の香を思う アロマ 麦刈つて晩夏さとき身黄昏へ 藤田湘子 今日の残暑見舞いにトンボあり アロマ 玉子茹でて妻よ晩夏の誕生日 原田青児 笙の譜のうす紙たたむ晩夏かな 山本洋子 …
*後戻り効かないこの道晩夏光