散歩は気を付けないと危ない
施設の高齢者で認知症の方の散歩に付き添う。 毎週一度きりの散歩だがとても楽しみにしている。 日曜日は薄曇だったが風も無くお散歩日和になった。 「風邪気味?大丈夫?一枚余分に着ようか?」 それでも散歩はしたいと言うのでいつも通り出掛けた。 2キロほど先の海岸まで歩きコーヒーを飲んで一服。 帰路もいつも通りの足並みだったが途中でトイレ。 施設まであと数百メートルの信号で柱に掴まった。 「どうし…
施設の高齢者で認知症の方の散歩に付き添う。 毎週一度きりの散歩だがとても楽しみにしている。 日曜日は薄曇だったが風も無くお散歩日和になった。 「風邪気味?大丈夫?一枚余分に着ようか?」 それでも散歩はしたいと言うのでいつも通り出掛けた。 2キロほど先の海岸まで歩きコーヒーを飲んで一服。 帰路もいつも通りの足並みだったが途中でトイレ。 施設まであと数百メートルの信号で柱に掴まった。 「どうし…
ボランテイアで精神クリニックへ認知症の爺さんに付き添う。 膝が悪く車イスになるので車の揚げ降ろしやトイレ介助になる。 娘さんが付き添って来るのでそのお手伝いと言う所だろうか。 やはり男子トイレにまで娘さんが入るのはためらわれる。 ましてズボンの上げ下ろしからスリッパの履き替えは面倒だ。 会計が済み娘が薬を受け取りに行った間は待合で待つ。 20分くらい待っただろうか玄関から知り合いが入って来た。…
新しい人だが週一回のお散歩ボランテイアが始まった。 認知症の爺さんで私より5歳も若いし元野球部員と言う。 奥様が心配してグローブと球を買って勧めるが相手が無い。 そこでこの散歩の日にキャッチボールをすることになった。 昨日は天気も良かったが何せ暑い日でやる気も失せる。 そこで爺さんの家に着いてさて今日はどうしましょうと聞いた。 「ウオーミングアップでキャッチボールして下さい!」 わあお~私は…
認知症の家族からの依頼でお散歩のボランテイアをしている。 昨日は初めての方で年齢を聞くと68才と言う若さだった。 家まで迎えに行き散歩に出るが奥様が随分心配をする。 「どちらへ行かれます?主人分かりますでしょうか?」 あまり心配しなくても良いですよ!と答えて玄関を出た。 最初は口篭って居たが幼い頃のことを訊ねたら良く喋る。 小学校、中学、高校と来て会社のことになるとさらに饒舌だ。 「どこの…
中学の頃は飛行機に憧れて良く飛行場に見に行った。 名古屋だったので小牧が近いがそこは自衛隊基地だった。 勿論民間機も居たが共用空港なので自衛隊機が優先される。 ある日クラブに誘われて自衛隊の体験入隊に行くことになった。 それはそれで面白い体験と少しばかりの平和知識になった。 後に反戦少年になった時は恥ずかしくて体験は唯一の汚点。 誰にも話せず唯一の体験はお蔵に仕舞われたまま過ぎた。 それが先週…
認知症介護ボランテイアの研修で施設実習に行きました。 いや〜何が疲れるかって?そこに居ることだけで疲れます。 と言うことは普段家で一緒に過ごす家族の負担が分かります。 実習はほんの一日ですが家族は365日24時間でしょう。 介護疲れの果ての惨事も毎年のごとく見聞きします。 以前は施設に入れるとか預けると世間のウワサになった。 「あそこの家は親を見放した!冷たい家族だ!」 結果家に縛り付けて…
社協の主催する認知症ボランテイア講座を受けている。 初めてと言う講座で30人が集まったが男性は3人。 ほとんどが中高年の女性で家事の合間で参加。 中には認知症の家族も居て驚くことばかり。 介護にあたる女性の現実を垣間見ることができる。 男性の参加が少ないこと自体が世相を表している。 「男性が少ないのに良く来られましたね?」 「明日は我が身だしね!分からないことだらけで。」 事前に分かっ…