南イタリアにある世界遺産アルベロベッロは「トゥルッリ」と呼ばれる伝統的な家屋が約1500軒あることで知られている。白壁に円錐形の石積み屋根を載せたこの家屋は、16世紀から17世紀にかけて開拓のために集められた農民によって造られたものである。税金対策で、このような建物が作られたと言われている。固定資産税の調査に来た時には、建物を取り壊し、調査官が帰った後にまた組み立て、徴税を逃れるものであったよう…

　翌朝、心地よく目が覚める。着替えを済ませリビングに出ると、オーナーが朝食の支度をしてくれた。 　パンにジャム、果物の砂糖漬け、そしてカプチーノ！ 　シンプルな朝食だけれど、自分のためだけにサーブしてくれる、という特別感。 カルタジローネ名物の可愛い食器に囲まれて、オーナーと何気ない会話を交わして食べる。 　多分、B&Bに泊まるのはこれが初めてだったのだけれど、素敵な内装やきめ細やかな心遣いに…

サークルの「第2回世界遺産入門講座　イタリアの世界遺産　- 南イタリア・シチリア編 - 」を開催しました まずはホットな話題から... 今年新たに世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」は取り下げ)　「20世紀の産業都市イヴレーア」(オリベッティ社発祥の地) 　また不登録勧告から情報照会になった「コネリアーノとヴァルドッビアーデ…

4/6～4/18まで、南イタリアの長靴のつま先からかかと部分にかけて、主にカラーブリア州、プーリア州の田舎町とティレニア海、イオニア海、アドリア海を望む景勝地などを巡りました。 早くもマロニエの花が咲き始め、黄色いミモザやピンク色のスオウの花が盛りで、南欧の春が感じられました。 古くは、古代ギリシャの植民都市からローマ帝国、ビザンチン帝国、ノルマン、神聖ローマ帝国、アラゴン（スペイン）、 オ…