料峭や家路の灯り遠近に
寒もどり夕べにしまふ花小鉢 渋沢小枝 寒もどりワインの城も人まばら 水野弘 星一つ風に光りて寒戻り 鵜飼紫生 寒戻り昔闇市高架下 大西和子 素うどんに葱たつぷりと寒戻る 田中珠生 やはらかく日の落ちしあと冴返る 山田弘子 冴返る午前三時の梁の音 長谷川通子 海峡の橋冴返る疾風雲 石本秋翠 冴え返る鐘の音璃々と風に乗り アロ…
寒もどり夕べにしまふ花小鉢 渋沢小枝 寒もどりワインの城も人まばら 水野弘 星一つ風に光りて寒戻り 鵜飼紫生 寒戻り昔闇市高架下 大西和子 素うどんに葱たつぷりと寒戻る 田中珠生 やはらかく日の落ちしあと冴返る 山田弘子 冴返る午前三時の梁の音 長谷川通子 海峡の橋冴返る疾風雲 石本秋翠 冴え返る鐘の音璃々と風に乗り アロ…
朝のうどんすすれり寒き海を前 佐藤鬼房 卵入れ土鍋で四分饂飩煮る アロマ 鳥帰り汁甘くなる鬼うどん 大木あまり 山の夢 電柱の月にて夜泣きうどんかな 作道放洋 二日はやうどん見るがに灣はあり 岡井省二 猩々 熱々の鍋焼うどん派出所へ 稲垣恵子 脳天や秋のうどんのために座す 攝津幸彦 梅うどん甍の反りも春の景 角川春樹 夢殿 梅雨晴間うどん粉病…