「アロマ」の句 五月闇高架の列車通り過ぐ 蝦夷の夏残雪懸かる羊蹄山 ピザハウス茸のピザに舌鼓 梅雨寒に長袖を出しスパッツ履く 橋の上パラソル回す日の盛り 吾子連れて夏の海へフォト撮りに 那覇に降り立ち夏押し寄せる 出雲にて買う白い干し烏賊美味し 平戸にて買う蒲鉾野趣に富む 白樺の木漏れ日揺れて蝦夷の夏 「前田普羅」の句 葭切や郭公…
ひとりには余る夕日を花野道 黒滝志麻子 わらべらの花野にわれも入りゆけり 岸田稚魚 ほしいまま花野に埋もれ風靡く アロマ 大花野夕日は赤き玉となり 中村明子 夕花野人声近きところ過ぐ 木村蕪城 寒泉 天近き花野にまろび刻もなし 相馬遷子 夕月懸かる花野のファンタジー アロマ 別れ路のいづれ選ばむ夕花野 林翔 大阿蘇の浮びいでたる花野かな 野…