河野克典バリトンリサイタル―今は亡き友人との交流を偲びつつ(1022)
昨6月7日の夕べは、タイトルに掲げた河野克典さんのバリトンリサイタルだった。 河野克典氏は、もとより我が国の代表的バリトン歌手のお一人である。 その方が、どうして、ご自身のリサイタルのご案内を下さるようになったのか。 だから、リサイタルの中身そのものよりも、一連の経緯を端折って紹介を試みてみようか。 wakoh自身はそう社交的な人間ではないけれど、それぞれの段階で、友人には恵まれてきた…
昨6月7日の夕べは、タイトルに掲げた河野克典さんのバリトンリサイタルだった。 河野克典氏は、もとより我が国の代表的バリトン歌手のお一人である。 その方が、どうして、ご自身のリサイタルのご案内を下さるようになったのか。 だから、リサイタルの中身そのものよりも、一連の経緯を端折って紹介を試みてみようか。 wakoh自身はそう社交的な人間ではないけれど、それぞれの段階で、友人には恵まれてきた…
前を承けて 17日の夜は、浜離宮朝日ホールでの、河野克典バリトンリサイタル。「秋の風」と題するものだった。オーボエやピアノの練達な奏者が共演して。 河野さんご自身からのご案内に基づくものだった。もう10年ほど前に遡るだろうか。今は亡き音楽通の友人M.Y.君が、ある時、河野さんのリサイタルを聴いて、感動。その日のうちに河野さんに連絡を取り、5年間に10回の公演を企画したのだった。wakohは…