「大名倒産」の日記一覧

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大名倒産 下

一冊読むのに・・約2ヶ月間を要しました。 結論を言いますと、途中で止めようかとも思いましたが、 でも、、実際に閉じることはありませんでした。 何故か・・それは、実に仄々とした 良いストーリーだと思うからです。 これが・・浅田次郎の文章の魅力でしょう。 とても、惹きつけられるのです。 なので・・時間がかかったのは、 七福神やら何が何だか、どう関わっているのか・・ 引き…

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【映画】「大名倒産」「銀河鉄道の父」

 24日(土)は映画を2本観てきました。今日はこれを簡単に紹介しておきましょう。 (1)大名倒産   2023年、浅田次郎の同名の小説を前田哲監督が映画化。小四郎(神木隆之介)は越後壬生山藩の鮭役人間垣作兵衛(小日向文世)の子であったが、ある日、実の父は壬生山藩主、松平一狐斎(佐藤浩市)であることを告げられ、城へ連れて行かれ、さらに一狐斎は隠退し、小四郎が新藩主にされてしまう。小四郎は四…

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大名倒産

   ~~~ 読書感想 ~~~ 大名倒産  浅田次郎  評価 ☆☆☆☆☆ 今月の23日から映画が公開されます。 その前に、原作を読もうと必死です。 上巻が読み終わりました。 本を読んでいるだけで、映画の画面が浮かびます。 実に、面白く笑えます。 泰平の世に積もりに積もった大借金に 嫌気のさした先代は、縁の薄い末息子に 腹を切らせて御家幕引きを謀る。 そうと…

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貧乏神と七福神

 浅田次郎の「大名倒産 (上、下)」を読了した。著者は直木賞作家であるが、自衛隊入隊や一時期企業舎弟をしていた等、ユニークな経歴の持ち主である。作風は広く、極道小説、時代小説、中国歴史小説、現代小説など多岐に渡っており、「小説の大衆食堂」を自称している。本書は、積もりに積もった借金の返済に疲れ、大名家倒産を図る先代と、それを防ごうとする当代大名の苦労を描いた、一種の人情時代小説である。  越後の…