「羊と鋼の森」がとても良い本だったと趣味人倶楽部の日記で読み(確かどらみんさんだったような)、是非読みたいと思ったのですが、家に片づけてくれない本がたくさんあって、これ以上本を増やしたくないので、図書館に予約しました。それが4月28日だったのですが、ようやく順番が回ってきて借りることができました。9か月以上たっていましたが、それでもちゃんとお知らせがきて、最寄りの図書館に取りに行くように書いてあ…
宮下奈都の「羊と鋼の森」を読了した。著者は福井県在住の小説家で、ピアノの調律師の成長を描いた本書で、2016年、第13回本屋大賞を受賞している。 北海道の山村で育った外村は高校二年生の17歳の時、偶然、体育館においてあるピアノの調律に立ち会うことになる。調律にやって来たのは、近所の楽器店の調律師の板鳥である。ピアノについては何も知らない外村だったが、板鳥の調律するピアノから、立ち上る森の匂いを…