2020年12月06日(日)17:52 会員以外にも公開 植松自由人 読書会『瀬戸内寂聴著「女徳」を読んで』(2020・12・6) 読書会(2020・12・6)(山梨県立文学館にて) 『女徳』(瀬戸内寂聴著)を読んでの読書会 参加者4名、(鬼丸、塩沢、今村、渡辺、植松) 渡辺さん 長い小説で読了できなかった。文章に良い所があった。読了できなかったのは、長かったことと、最後まで読もうと思う気持ちが続かなかったため。しかし、主人公の女性の生きざまは、すごいと思った。 植松 とにかく、主人公の女性の生きざまの命懸けの人生の生…
2020年05月17日(日)10:37 会員以外にも公開 植松自由人 55、「女徳」(瀬戸内寂聴著)は凄い女性の生きざま描く 「女徳」 瀬戸内寂聴著 新潮文庫 昭和43年5月30日発行 ーこれも、鬼丸智彦先生が指定した文学館読書会課題文庫という事から読むことになった。 ー智蓮尼は、静かな横顔だった。 亮子はふと、この小柄な尼僧の體にたたみ込まれた70年近い生涯の襞の中を一挙にのぞきこみたいような好奇心におそわれてきた。 「生まれながらの人徳やのうて、これこそ女徳ですわ。智蓮尼なんていわんかて、女徳尼の方が通りがええこ…