五月雨やときには薄き日のさして 荒舩青嶺 五月雨やラジオネームを思案中 高木嘉久 五月雨に黄菖蒲冴えてガラス越し アロマ 五月雨や旅の余韻を持ち寄りて 稲畑廣太郎 五月雨の吹き込む昼の魚市場 廣瀬雅男 庇に五月雨見上げ軒忍 アロマ 水の星洗ひ流して五月雨るる 奥田好子 五月雨やのれんの赤きラーメン屋 荻野美佐…
揃ひたる家族の夕餉春の月 中村重雄 チヂミ焼くホットプレート春の月 片岡静子 春の月窓に見上げてミルクティー アロマ 地下街を出て新宿の春の月 岡崎和子 想い出に揺蕩う如く春の月 アロマ 昼月か夕月かとも春の月 林翔 熱海峠箱根峠の春の月 嶋田一歩 挽肉と春のうれひをこきまぜる 風間史子 飛ぶ鳥も船も真白き春うれひ 松岡隆子 …
五月雨やときには薄き日のさして 荒舩青嶺 五月雨やラジオネームを思案中 高木嘉久 五月雨に黄菖蒲冴えてガラス越し アロマ 五月雨や旅の余韻を持ち寄りて 稲畑廣太郎 五月雨の吹き込む昼の魚市場 廣瀬雅男 庇に五月雨見上げ軒忍 アロマ 水の星洗ひ流して五月雨るる 奥田好子 五月雨やのれんの赤きラーメン屋 荻野美佐子 五月雨や茹であげし莱は…
み吉野の旅のはじまる花曇 稲畑汀子 遠目にもしかと吉野の初桜 有吉桜雲 吉野より春満月の野を帰る 三由規童 み吉野の朝のはじまる百千鳥 稲畑汀子 み吉野の秋に訪れ春思う アロマ 櫻湯や吉野の一重ひらきをり 瀧春一 櫻咲く一期一会の吉野山 松隈絹子 深吉野や天長節の蕨飯 瀧春一 吉野駅花に溺れてゐたりけり 稲岡長 病みてな…