去年まで国立劇場で開催されていた毎年1回の邦楽演奏会が、国立劇場の改築のため場所を変えて開催された。 地下鉄虎ノ門駅から地上に出る。見慣れたはずの虎ノ門交差点。桜田通りと外堀通りが交わっている。車の往来は激しく、人もまた足早にすれ違うのを巧みによけながら歩いているはずだった。しかし今見ている光景は車も少なく人もまばらなのだ。霞が関の官庁街、新橋へ向かう外堀通りは昔、そう20年余の時を埋めてくるよ…

2週間ほど前になる。丁度、菜種梅雨と花冷えが同時に訪れたような雨もよいの寒い中、国立劇場を訪れた。 毎年のことながら「邦楽演奏会」を聴くのを楽しみに足を運んだ。 今回はわざわざ「別れ・再会」という言葉が添えられ、それに合う演目が選ばれているという。 今から57年前に開場した国立劇場、正倉院の校倉造を模した建物も老朽化が進んで、改築することになり、52回を数える「邦楽演奏会」もとりあえずここ…

台風の来る前にと四日市の邦楽演奏会を聴きに行った。 枇杷語りの”杜子春”と絵物語の”花咲き山”に感動する。 さらに津軽三味線の織田信長の最後”本能寺の変”に感動。 最後のとどめが津軽三味線で歌われた♪俵積み歌だった。 こぶしを効かせた民謡調の高い声が脳天を突き抜けて行く。 他にも沢山の出し物があったがアルパと琴の共演も良い。 ともに弦楽器だけど竪琴と横の共演になって和洋が合う。 勿論、尺八から…

今月初めに、高槻地区で邦楽演奏グループの発表会があった。その発表会に、家内が出演した。その演奏会は、無料であり、邦楽演奏に興味を持っている会社同期の友人がいたので、演奏会を案内したところ、鑑賞に来るとの話になった。 その友人から、演奏会後一杯付き合ってほしいとの話があったので、急遽同期の2人に連絡をした。邦楽は、尺八が4名、三弦、十三絃、十七絃の絃方が9名の出演であった。尺八と絃方の組み合わせ…