「大和古寺風物誌」の日記一覧

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「大和古寺風物誌」(亀井勝一郎)に思う私の歩み  6、蛇足(おまけ)

6、蛇足(おまけ) 〇最後に本題の話でなく、蛇足であるが、つい私の美術本位の興味がいってしまうのだが、「法隆寺」の「金堂の春」のところで、「念持仏の厨子(橘夫人厨子)の右側に立つ天平の聖観音」のことが書かれている。 〇いったい金堂の天平の聖観音なんてあったのだろうか。パソコン検索してみると、このことをヤフー知恵袋で質問している人があり、ベストアンサーでも「そんなものはありません。橘夫人厨子の…

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「大和古寺風物詩」(亀井勝一郎)に思う私の歩み  5、大和しうるわし

5、大和しうるわし 〇60歳を過ぎ、縁あって、また奈良の古寺を30年ぶりくらいに巡るようになり、奈良の古寺をひととおり回った。 20代のときに回った古寺で、大寺はほとんど覚えていたが、大安寺、西大寺、般若寺、法輪寺などは記憶がまばらになっていたので、そのすばらしさを再度、確認することができた。 そして今、「大和古寺風物誌」を50年ぶりに読み直して、これまでの人生の歩みを総括することができた。 …