なぞなぞは悪魔の調べ ~夢乃家日和~
「ねぇ、たまになぞなぞしようよ」 次女のそのひと言が奈落への始まりだった。 「おー、良いね。やる?」 珍しく一発で受ける長女。 「やろうやろう!」 「お父さんも当然参加ね?」 長女に急に話を振られた夢乃氏。 だが当然やる気は無し。 「んなもん、やるかよ。子供じゃあるまいし」 「あー、答えられないんだ?」 「だよね。まさかでも娘に負けたら恥ずかしいもんね」 「だね、ここは察してやろう…
「ねぇ、たまになぞなぞしようよ」 次女のそのひと言が奈落への始まりだった。 「おー、良いね。やる?」 珍しく一発で受ける長女。 「やろうやろう!」 「お父さんも当然参加ね?」 長女に急に話を振られた夢乃氏。 だが当然やる気は無し。 「んなもん、やるかよ。子供じゃあるまいし」 「あー、答えられないんだ?」 「だよね。まさかでも娘に負けたら恥ずかしいもんね」 「だね、ここは察してやろう…
大塚家具で会長の父親と社長の長女の骨肉の争いが話題になっていますね。 要するに父親がこれまで会社を発展させてきたビジネスモデルに娘が異論を持ち変えようという争いです。 それをちゃかして「家具屋姫騒動」という言葉を新聞で読んで思わずクスリとしてしまいました。 思い出したのが約10年前に私が出くわし私の努力で解決した父娘騒動です。 私は人材銀行の紹介である会社に雇われました。…
とある某家の夕食後の団欒のひと時 三人掛けのソファの右と左で体育座りをしながら 長女は携帯を、次女はゲームをやっていた 私はと言うと テレビの前でゴロリと横になっていた そこへ次女 「最近テレビも特番ばかりでつまんないね」 「あれっ? お前、ゲームをやってたんじゃないのか?」 「なんか飽きた。 ねぇ、お父さん。何か面白い話は無い?」 「ん〜 そうだなぁ」 「あっ 『頭も胴体…
夕食後の団欒の時間。 私は ケラケラ笑いながらテレビを観ていた次女に訊いた。 「そう言えば、この前のテストはどうだったんだ?」 「どうだったと思う?」 質問に質問で返す次女。 こう言う場合は得てして結果に自信がある時だ。 「じゃ、訊くの止めようかな」 意地悪く私は言った。 「じゃ、言うの止〜めた!」 「良いよ、訊かないから」 「でも、本当は知りたいんでしょ?」 「本当は言い…