春風に浮かれる如く遊園地
竹林の光と影に春の風 早崎泰江 待ち人は来ず春風の街に出る 田中桜子 春風やどこも名を持つ京の路地 茂里正治 春風や弁当の飯かた寄りて 浅木ノヱ 春風に浮かれる如く遊園地 アロマ 春風を切る二歳児のヘルメット 仲里貞義 春風と句集一冊届きけり 足立枝里 春風や時計回りに観覧車 伊藤重美 春風に髪嬲られて野の端へ …
竹林の光と影に春の風 早崎泰江 待ち人は来ず春風の街に出る 田中桜子 春風やどこも名を持つ京の路地 茂里正治 春風や弁当の飯かた寄りて 浅木ノヱ 春風に浮かれる如く遊園地 アロマ 春風を切る二歳児のヘルメット 仲里貞義 春風と句集一冊届きけり 足立枝里 春風や時計回りに観覧車 伊藤重美 春風に髪嬲られて野の端へ …
秋の切符 山川啓介 誰もいない駅の 誰もいないホームで 誰も載っていないだろう 汽車を待つ そんな秋の孤独も 悪いものではない 傾いてゆく夕日の中で 私は人恋しさの日時計 秋の午後 アロマ オープンカフェの椅子に座り 午後の日差しに透ける紅葉を楽しむ 仄かな紅茶の甘みは香しい 静けさが嬉しく …