「人生の親戚」の日記一覧

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映画にしたい

「人生の親戚」の次は、「治療塔」。 こちらは、近未来のフィクション。 どうも、フィクションは、私にはものたりない。 ノンフィクションの方が、深みを感じる。 自伝や評伝などのノンフィクションは、 うそがあって、楽しめない。 意図的なフェイクを感じる。 川端康成さんも書いているが、 自伝は書きづらいという。 人は、隠しておきたいことが多い。 人生の親戚の主人公、 倉木まり恵さんは、すばらしい人…

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子の自殺

大江健三郎著「人生の親戚」。 まり恵さんの映画のタイトルを、 大江さんは、人生の親戚と訳した。 原語はスペイン語。 映画の舞台はメキシコ。 アズテックのピラミッドがある山のふもとの小さな村。 タイトルの意味は、 「血のつながった仲ではないが、 生きていく上で苦難をともにするうちに、 まさに親戚のようになった 真の友・仲間として、 インディオや混血の女たちが自分を受け入れてくれたと、 まり恵さ…

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賢い女性

「人生の親戚」を読んでいる。 残り16ページ。 倉木まり恵さんの生涯。 ただし、実在の人ではない。 大江健三郎さんが創り上げたファンタジー。 しかし、架空ではなく現実性が非常に濃い。 実に愛らしい女性。 実に賢い人。 母親としてもすばらしい。 功績をたたえて映画が創られる。 まり恵さんを慕う、3人組の男たち。 物語りの当時、20代の後半。 そして、 大江さんの家族も応援している。 愛…