「オルガン」の日記一覧

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萩揺れて庭で吾子らはかくれんぼ

 山かけて寺苑しづもる萩あらし  上田五千石『琥珀』補遺  山の上に出て萩原や松少し  松本たかし  山萩の実の毛ばだつも花野かな(白水阿弥陀堂)  細見綾子   山萩の房々とせし時は過ぐ  細見綾子  少女期は何かたべ萩を素通りに  富安風生  山駕籠に散りこむ萩の盛哉  正岡子規 萩  嵐が月夜となつて風の名残の白萩  荻原井泉水  庭先や夕風うけて萩涼し  正岡子規 涼し …

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音楽教室

10数年 撮影している 音楽発表会 先生の家に伺うと 立派なパイプオルガン グランドピアノ 教会のオルガンを弾いている 先生だが 毎年6年生が辞めていく 勿体ない基礎からみっちり教えて これからと言うのに T先生の教室は 音大志望者 音大生 社会人 音楽コンクール出場者多数・・ この事を一寸囁いてみたら 考えようかと 前向きに あまりにも無欲な先生 ちょっと気になる・・ 子供さ…

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バッハ オルガン曲 エピローグ

特にいい!と思った曲については、それぞれの日記で取り上げて書きましたので、それらを通して感じたことを総括して補記します。 今回は、マリー・アランが歴史的なオルガンを選んで遺した3度目の最後の全集で聴きました。 彼女の演奏を通して、バッハのオルガン音楽そのものにじっくり耳を傾けて聴くのはもちろんですが、それ以外に目論んでいたことがありました。 それは、演奏している教会は、どこの国のどんな場所…

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お宝名曲No.208 バッハ「パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582」 これもすごいですね~。 どこか「フーガの技法 BWV1080」を思わせるところがあります。 これまでの他の「前奏曲」「トッカータ」と「フーガ」とは、まったく作りが異なり、 冒頭にペダル鍵盤が提示する重々しい荘重な主題に基づいて、前半に20の変奏曲、…

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お宝名曲No.207 バッハ「前奏曲とフーガ イ短調 BWV543」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「前奏曲とフーガ イ短調 BWV543」 これもバッハならではの、すごいオルガン曲です。 「前奏曲」は、 規模こそ小さめですが、内容は壮大そのもの。 半音階的な目まぐるしく早い動きが、何か神秘的なものの誕生を告げるかのように煌めき渡ります。 その後、あたかも大地がせり上がって来るかのようにペ…

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お宝名曲No.206 バッハ「ファンタジアとフーガ ト短調BWV542」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「ファンタジアとフーガ ト短調 BWV542」 これも2年前に挙げましたが、屈指のオルガン曲ですので再掲です。 バッハがケーテン宮廷楽長をしていた1720年(35歳)に、ハンブルクの聖ヤコビ教会オルガニストのポストのオーディションがあり、その際に試験官の前で演奏した作品とされています。 オラ…

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お宝名曲NO.205 バッハ「トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540」 前回も挙げましたが、今回聴いてまた少し印象が変わりましたので再掲することに。 「トッカータ」と「フーガ」にまったく関連性がなく、「トッカータ」がわかり易く華やかで奔放・雄大なために、続く「フーガ」は渋くて悪くはないのになんだか地味に聴こえてしまったり…

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お宝名曲NO.204 バッハの代名詞 ?「トッカータとフーガ」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」 言わずと知れたバッハの「代名詞」の感がある「トッカータとフーガ」。 冒頭に提示されるインパクトのある類い稀な主題。 もし、ベートーヴェンの第5交響曲「運命」が存在しなかったとしたら、これこそ「運命」の動機と名付けれられていたとしてもおかしくないような…

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お宝名曲NO.203 バッハ「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV639

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV639 わたしがバッハのオルガン曲に魅せられるようになったきっかけのオルガン曲です。 ロシアのアンドレ・タルコフスキー監督のSF映画「惑星ソラリス」のオープニングとエンディングに使われていて、それで耳にしたのが最初です。 「オルガン小曲集」BW…

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お宝名曲NO.202 「バッハ」と「盆踊り」-「われら皆、一なる神を信ず」 BWV680

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「われら皆、一なる神を信ず」 BWV680 BWV552「聖アン」を含む「クラヴィーア練習曲集第3巻」には、他にも好きな曲があります。 その一つがこれともう一つ「深き淵よりわれ汝に呼ばわる、主よ」BWV686です。 いいと思うのですが、 「一なる神」なんて、もちろん信じてるわけじゃない (笑) …

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お宝名曲NO.201 バッハ「 前奏曲とフーガ『聖アン』 」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552『聖アン』」 バッハのオルガン曲でこれを挙げないわけにはいかない、というほどの圧倒的なスケール感と凄さを放っています。 アランのアルバムでは、 他の「前奏曲とフーガ」のように、「前奏曲」と「フーガ」が連続して演奏される「単品」としてではなく、出版された際の…

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お宝名曲NO.200 バッハ「前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 547」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 547」 作曲年代は不詳のようですが、ライプティッヒ時代に書き下ろされた数少ないオルガン作品の一つとされているようです。 アランが使用しているオルガンは、 オランダの北部「フローニンゲン」にある「マルティン教会」のオルガンです。 1542年にアンドレアス・デ・…

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お宝名曲NO.199 バッハ「幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537」 作曲年代は不詳のようですが、ヴァイマール時代の1708 - 1717年 (23~32才) の後期のものではないかとされています。 アランのアルバムで使用されているオルガンは、 ドイツ・ライプツィヒの南、南北を湖に挟まれた「レータ」という町にある「聖ゲオル…

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お宝名曲NO.198 バッハ「トッカータとフーガ ニ短調BWV538」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「トッカータとフーガ ニ短調 BWV538」 アランのアルバム2枚目は、 バッハが、ヴァイマール時代の1708 - 1717年 (23~32才) に、宮廷礼拝堂のオルガニスト、宮廷楽団の楽師長として活躍していた頃のオルガン曲です。 アランが使用しているオルガンは、 チェコとの国境に近いドイツ・ザ…

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お宝名曲NO.197 バッハ「前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544 」

ヨハン・セバスティアン・バッハ ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 「前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544」 アランのアルバム1枚目は、 ライプツィヒ時代にトーマス・カントールとして過ごした時期のバッハを代表するオルガン演奏会用の「前奏曲とフーガ」です。 アランが使用しているオルガンは、 オランダのフローニンゲンにあるマルティン教会のオルガンです。 中心部分は…