日本たべもの歳時記
ゑン道・・・・サヤエンドウ 解説 秋、種を蒔いて早春のは伸びて3・四月には花が咲いて晩春の取り入れ。莢ごと食べる。薄緑の色合い。歯切れのやさ。新鮮な季節感がある。 豌豆の手枯れ竹に親すずめ 飯田蛇笏 豌豆の実のゆふぐれに主婦かがむ 虚 子 ゑんどうむき人妻悲喜いまはなし 信 子
ゑン道・・・・サヤエンドウ 解説 秋、種を蒔いて早春のは伸びて3・四月には花が咲いて晩春の取り入れ。莢ごと食べる。薄緑の色合い。歯切れのやさ。新鮮な季節感がある。 豌豆の手枯れ竹に親すずめ 飯田蛇笏 豌豆の実のゆふぐれに主婦かがむ 虚 子 ゑんどうむき人妻悲喜いまはなし 信 子
◎花菜漬・・・・・・…晩春 傍題ーーーーー菜の花漬・花菜漬け 解説 菜の花と葉とを、そのま塩漬にしたもの。京都産が有名。 季語としても字面の美しいため使いやすい。 例句 上ミ京の花菜漬屋に嫁入りし 虚 子 累々と莟むを歯にぞ花菜漬 爽 雨 人の世をやさしくと思ふ花菜漬 比奈夫 花菜漬はさみし麺麭をこぼしけり 波 郷 昼までの雨うすうすと花菜漬 幹 生