「寒さを迎えて」の日記一覧

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もうすぐ雪が降るだろう、秋の日差しが物悲しいというのに新作です。

「飛行機雲」 あかねの空に 一筋の飛行機雲が 一線を画(かく)す くっきりと見えていた その一筋(すじ)が やがては闇の中へと 溶け出し消えてゆき 夜の帳(とばり)が降りてくる 十六夜(いざよい)の夜は 淋しさとわびしさと 風の音だけが出迎える その風の音が 私の胸を掻きむしり 不安を呼んでくる 嗚呼、一人では 生きて行けないと カラスがねぐらを目指して鳴きながら飛んでゆく 夕間詰め(…