「兜煮の煮凝り」の日記一覧

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立春の日差しを浴びて窓硝子

 磨かれし廊下を歩く余寒かな 田中清司  余寒なほ宿のスイツチどれがどれ 武井美代子  余寒して裏庭の梅の一二輪  アロマ  余寒なほ浮雲焦す朝の峡 中川悦子  丸の内より森下に来て余寒  稲畑廣太郎  ニコライの鐘鳴る坂の余寒かな  岩崎正子  余寒あり湯と酒親し山の宿  岩瀬発  招じたる客間の余寒詫びながら  稲畑汀子  余寒とてさる…

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余寒なほ風の音強くなる昼間

  まだ寒い如月の日   今は満月らしい   昼餉は鮭の海鮮丼   ビターチョコが美味しい  古伊万里の藍を深むる余寒かな  山岡純子  余寒なほ一尾の魚赤く煮て  柴田久子  ニコライの鐘鳴る坂の余寒かな  岩崎正子  余寒なり画廊を探す銀座裏  片野美代子  錠剤の掌のくぼすべる余寒かな  門伝史会  余寒なほ黒塀つづく武家屋敷  土井ゆう子  余寒な…