「黄昏」の日記一覧

会員以外にも公開

年初の近所の池

今月、大阪で高校同期の新年会を終えて、自宅の最寄りの駅に帰ったのは午後4時過ぎであった。黄昏の気配が濃くなる頃に、今年初めて、図書館の裏の池を巡った。 例年、春先から蓮の葉が出てきて、初夏の頃には花をつけ、秋頃まで池面を蓮の花で彩る。枯れ蓮を取り除いた現在は池の広さを誇示するかのように、夕暮れの池にさざ波を漂わせながら静かな水面を見せていた。 池畔の四阿の近くの木には、一日の仕事を終えたスズ…

会員以外にも公開

独身女性の孤独

晴天戻る。気温もそれほど上がらず過ごしやすい日だった。特に夕暮れ時の美しさは素晴らしかった。海の底を思わせる落ち着きを持ったたたずまいは、心を内面に向かわせる趣を持っている。レマルクの黄昏の描写に心酔した時があったが、都会と違った里山の美しさもそれに劣らない。  午後に郵便局で相続手続きの書類を提出。その後叔母の見舞いに行く。風呂とリハビリのことなどを聞く。相変わらず元気だ。そして相変わらず自…