「小田嶋隆」の日記一覧

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人生ってのは一つの長い非常事態

 久し振りに購入(ってもポイントで無料)した紙の単行本、小田嶋隆『コラムの向こう側』を読みながら、ふと思いついた。  そうだ、マーカーで線引きしよう。  この著者は実に語彙が豊富。全く初見の熟語も多い。  今までは、そんな単語や洒落た言い回しに出会ったときは、パソコンのメモ帳に記録させていたけど、購入した自分の本だから、マーカーしていつでも取り出せるようにしようと。  こんなことをするの…

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らも、と、小田嶋

 ここのところ気分が墜ちていた。まあ、対処法は慣れっこ、『何もしないこと』、これに限るし、これしかない。  2時間の配信映画を観るなんて、とんでもじゃないけどシンドいので、コラムをチョロチョロ読んで時間を遣り過ごす。早く今日を終わらせたいから。  明日が良くなる確信は持てないけど、不愉快な今日を早く終わらせたい。  そんな時は、コラムを読むのが恒例。どこからでも読めるし、面白く…

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トリス vs バーボン

 小田嶋さんの「上を向いてアルコール」、さらりと読了しました。口述筆記の中に、少し長めのコラムが3本、読みやすいです。彼らしい「爽やかな毒」も上品に効いています。  表題のように、らもさんは、なんたって安いウイスキー「トリス」のイメージなんですが、小田嶋さんはアメリカが詳しいだけに、バーボンって感じです。  高級バーボンは別にして、安物のの「トウモロコシ焼酎」みたいな味と香りを醸し出…

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中島らも vs 小田嶋隆

 久しぶりに「紙の本」を2冊購入しました。どっちもメルカリ💦でお恥ずかしいのですが、安いしキレイだし、すぐ送られてくるしで便利ですが、作家の方には1円も印税が入らないのですから、申し訳ないシステムだとは思います。  で、購入した本はどちらもアルコールがテーマ、前に日記でお知らせした「ソバキュリアス」の元祖本と、先だってお亡くなりになったコラムニスト小田嶋隆さん自身がアル中だった記録です。 …

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釧路で芭蕉と小田嶋隆を想う。軽佻浮薄から軽妙洒脱へ

 昨晩、寝しなにラジコでお昼のTBSラジオを聴いた。ラジオキャスターの赤江珠緒さんの番組で「ラジオコラム」を担当していた小田嶋隆さんの追悼コーナーがあったからだ。赤江さんは、コーナーの最後に、小田嶋さんが残していったリスナーへの手紙を読んだが、涙で言葉にならない部分が多々有った。恐らく大好きだった親戚のオジサンが、其の人に「大好きだったよ、ありがとう」と伝える事も出来ずに、「また遊びに来てね」と…

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合掌・・・小田嶋隆さん。「弱者の視点を忘れない強さ!」

 この人の仕事に「アーだ コウーだ」と言う気にはならない。この人ほど、短いセンテンスの中に深いメッセージを詰めこむ才能の有る人を知らないから。 小田嶋隆曰く: 公平の原則からすれば、「裕福な子」が「貧しい親」を養うべきなのだが、扶養義務を「血縁」に直結させると「貧しい子」が「貧しい親」を養い、「裕福な子」は、「裕福な親」の遺産を受け取ることになる。 不幸はどこか律儀なところがあって、た…