昨晩、寝しなにラジコでお昼のTBSラジオを聴いた。ラジオキャスターの赤江珠緒さんの番組で「ラジオコラム」を担当していた小田嶋隆さんの追悼コーナーがあったからだ。赤江さんは、コーナーの最後に、小田嶋さんが残していったリスナーへの手紙を読んだが、涙で言葉にならない部分が多々有った。恐らく大好きだった親戚のオジサンが、其の人に「大好きだったよ、ありがとう」と伝える事も出来ずに、「また遊びに来てね」と…
この人の仕事に「アーだ コウーだ」と言う気にはならない。この人ほど、短いセンテンスの中に深いメッセージを詰めこむ才能の有る人を知らないから。 小田嶋隆曰く: 公平の原則からすれば、「裕福な子」が「貧しい親」を養うべきなのだが、扶養義務を「血縁」に直結させると「貧しい子」が「貧しい親」を養い、「裕福な子」は、「裕福な親」の遺産を受け取ることになる。 不幸はどこか律儀なところがあって、た…