「灼熱」の日記一覧

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仁義なき勝ち負け抗争

 葉真中顕の「灼熱」を読了した。著者はライター出身で、「ロスト・ケア」で2012年第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、作家としてデビューしている。本書では、太平洋戦争終了後のブラジルの日本人移民社会で起こった、壮絶な「勝ち負け抗争」が描かれる。  本書は先ず、1991年のブラジルにおいて、とあるライターが呪術師の老婆に、日本人移民社会における「勝ち負け抗争」についてインタビューする場面…

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顔と身分を変えて

 秋吉理香子の「灼熱」を読了した。著者はミステリー作家であり、2008年、「雪の花」で第3回Yahoo! JAPAN文学賞を受賞して作家デビューしている。本書は、復讐のために顔を整形して夫の仇と結婚し、殺人の証拠を探そうとする女性の葛藤を描いたミステリーである。  中年の訪問医の久保河内英雄は妻の絵里にベタ惚れであり、二人は一見甘い新婚生活を送っていたが、絵里には夫に隠している秘密があった。絵里…

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夏のホームに育つ草

ことさら熱い駅のホーム。 東京への用事があって駅で列車を待っていた。 ホームの足下。線路の壁に草が生えていた。 ドアが開き飛び越える靴を避けて、 通過する快速や特急にめげず、 線路と砂利の暑さに照り返されて 張り付いている草。 梅雨の湿潤の中にわずかな種が降りたのだろうか、 自らの領域を知って、いのちを伸ばすひと夏。

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室内特訓 (犬には厳しく!笑)

この猛暑 犬の散歩 ムリなときは、中止しています 近くに土の公園がありますが、 そこに行くまでがアスファルト 灼熱ですから体感50度にはなるでしょう。 とくに 胴がながく、足短いほうは (つまりは、ダックス) 体形的に熱が直撃です (体形によっての影響、 人間の場合はあるんでしょうか) そこで 室内での運動、トレーニング 鬼コーチとなり、 きびしくやっています。一応 自称 犬の訓練…