◆憲政史上初めてのホントに「記憶にございません」騒動 9日（土）の晩にフジテレビで放映されたのを、リアルタイム視聴。初見。 頑迷固陋で暴言上等、憲政史上に最不人気の第127代内閣総理大臣・黒田啓介は、演説中に市民の投石を食らって記憶を喪失。万年与党総裁の傲慢さと政界の垢を忘れて白いキャンバス戻ってしまった男と、腹に一物抱えながらこの非常事態を隠蔽しきろうとする秘書ら、家族ら、政治家らが繰り広げ…

◆結構ダイナミックなところがイマ風な再映画化 昨夜（3日・土）フジテレビで放映されたのを、リアルタイム視聴。初見。アガサ・クリスティーの原作（画像3）は中学生の頃（？）読み、アルバート・フィニー版の映画化（1974）はロードショウ公開時に劇場で観ている。 1930年代前半、ベルギー出身の著名なる自称「おそらく世界一の探偵」エルキュール・ポアロが乗り合わせたオリエント急行の豪華客車内で起きた密室…

◆「狂客」マックス譚、エピック神話に達す 昨夜（12日・土）フジテレビで放映されたのを、リアルタイム視聴……というか、本作を大好きな家人につき合って横目で眺めていた。今回はあまり真剣に視ていたとは言えないが、実はロードショウ公開時にも家人と劇場で観た。日本語吹替版は今回が初見。シリーズの前3作もみんな見ている。 最終核戦争で文明社会が崩壊し、地は沙漠化した近未来。無法の弱肉強食世界の強大なる支…

◆19世紀白人文学と21世紀的価値観の谷間？ 6日（土）の晩にフジテレビで放映されたのを、リアルタイム視聴。初見。19世紀末の英国の作家キップリングの原作（画像3）も未読。ただし、ディズニーのアニメ版（1967）は子供の頃、劇場に親戚と観に行っており、劇中でクマが唄う「ザ・ベア・ネセシティ」は未だに良く覚えていた。 赤ん坊の頃にジャングルでクロヒョウに拾われ、オオカミの群れに育てられたが、仇敵…

◆「スパイ大作戦」の知的な楽しみはいずこ 9日（土）の晩にフジテレビで放映された際の録画を、昨夜（12日・火）視聴。初見。これで同シリーズは、最新作（6作目）以外は全部見たことになる。 毎度おなじみイーサン・ハントらの暴走調査が祟って解散の憂き目にあったIMFのメンバーたちが、謎の強力な犯罪組織とあくなき闘争を繰り広げるスパイ・アクション・アドベンチャー・シリーズの5作目。 ストーリーや展開は…

◆アメリカの通勤電車の乗客は仲が良いんだねｗ 昨夜（11日・土）、フジテレビで放映されたのをリアルタイム視聴。初見。 毎日ハドソン線でNYの保険会社に通勤するしがない還暦のセールスマン（ただしかつては警官だった）が、そのいつもの電車の中で謎の凶悪な陰謀に巻き込まれ、他の乗客ともども危機また危機に見舞われる密室列車スリラー。 1年半前に視た「フライト・ゲーム」（2014）　https://smc…

◆原作は巨獣たちを操って軍と闘いながら街を壊すゲームなんだってｗ 先月29日（土）の晩に、フジテレビで放映されたのをリアルタイム視聴。初見。 ヤバいゲノム編集技術の実験を行っていた施設が事故を起こした結果産まれた巨大化アニマルたちがシカゴの中心で大暴れする、80年代のアーケード・ゲーム（画像3）を映画化したSF怪獣パニック映画。 典型的な「ロック様映画」と言ってしまえばそれまでだが、CG巨獣た…

◆みんな大好き差別と格付け 昨夜（8日・土）、フジテレビで放映されたのをリアルタイム視聴。初見、原作（魔夜峰央のコミック：画像3）も未読。本当は別の映画を視たかったのだが、劇場でも観て来た家人が強くプッシュしたのだった。 実際より少しばかり人々が本音を露わに生きている空想の日本、すさまじい出身地カーストが敷かれている南関東地方で、差別と郷土愛が渦巻き激突する狂騒を描くファンタジー・コメディ。 …

◆ボクらにはちょっと早い問題作？ 昨夜（26日・土）、フジテレビで放映されたのをリアルタイム視聴。初見。是枝作品は、確か「そして父になる」（2013年）　https://smcb.jp/diaries/7713829　、「海街diary」（2015年）　https://smcb.jp/diaries/7641854　（どちらも大変感心した）に次いで三本目。 自分をクビにした工場の社長を鈍器で撲…

◆俺にスーツは窮屈だ「ターザン故郷に還る」 2日（土）の晩にフジテレビで放映されたのをリアルタイム視聴。初見。 19世紀後半、両親の故郷英国に渡りグレイストーク卿を継いでいた元ターザンが、ある陰謀でゴリラの群れの中で育ったコンゴ盆地に呼び戻され、実質私領であった同地の苛烈な搾取を企むベルギー国王がさしむけた手先に挑む「ターザン後日談」的アドベンチャー・ロマン。 ディズニーのアニメ・ミュージカル…

6日（土）の晩にフジテレビで放映されたのをリアルタイム視聴。初見。 童話「ジャックと豆の木」をモチーフに、中世ヨーロッパの王国の小作農の青年が巻き込まれる巨人族との闘いを描いたファンタジー・アドベンチャー。 米国籍映画らしいが、なぜか英国風味が濃いのがちょっと面白い。クライマックスの巨人族と騎士たちの攻城戦がマンガ「進撃の巨人」みたいなのは、多少の影響が及んでいるのかもしれないですな。迫力はあり…

昨晩（16日・土）フジテレビで放映された監督特別編集版をリアルタイム視聴。初見。 6年前の赤ちゃん取り違えが発覚した対照的な2家庭（エリート×庶民）の葛藤を描く、実際にあった事件にインスパイアされた家族ドラマ。 お見事。繊細で計算が行き届いており、内容は普遍的だ。古今東西・老若男女、誰にでも強く静かに訴えかける。キャストの中では、集客力というか「広告塔」である福山氏のありようが一番拙く感じられる…

昨晩（3日・土）フジテレビで放映されたのをリアルタイム視聴。初見。 神々と人々が共存する超古代のエジプト、叔父である破壊の神セトに父を殺され、自らも両目と王位を奪われた光の神ホルスが、人間のコソ泥と手を組んで復讐と民の救済を目指す神話ファンタジー・アドベンチャー。 まずはコソ泥とその彼女の吹き替えを聴くのが苦痛だったので、字幕を表示させて、音声を原語に切り替えた。デジタル放送とは便利なものだねえ…