そして父になる(2013)

昨晩(16日・土)フジテレビで放映された監督特別編集版をリアルタイム視聴。初見。
6年前の赤ちゃん取り違えが発覚した対照的な2家庭(エリート×庶民)の葛藤を描く、実際にあった事件にインスパイアされた家族ドラマ。
お見事。繊細で計算が行き届いており、内容は普遍的だ。古今東西・老若男女、誰にでも強く静かに訴えかける。キャストの中では、集客力というか「広告塔」である福山氏のありようが一番拙く感じられるのだが、彼が登場人物の中では人として一番未熟な役柄なので「それでいいのだ」というこのハメ方は実に周到だ。その周囲の顔ぶれは、もう、誰もかれもが好い。うーん、当分、