「ゲーテ」の日記一覧

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フランクフルトその2

昨日は、美術館、博物館めぐりしました。 市の広場に行くと、クリスマスツリー用の大きいモミの木を運び込むところでした。 12mくらいあって、トレーラーでゆっくりと移動していました。 近くの大聖堂の塔に上がると、景色が一望できて素晴らしい。 20階分くらいの階段でしょうか。 教会の塔を見つけると上がることにしています。 狭く急な階段ですから、多人数は無理。 団体旅行だったら連れて…

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37、ゲーテ最後の言葉「もっと光を!」

「旅日記」と言いながら、たった一泊、半日観光しかしていないヴァイマルで、14回分を費やしてしまった。  多くは本の抜書きによって、ゲーテのことを書き連ねてきたが、自分の備忘メモとしての意味しかないものを曝し、そのことの許しを願わねばならない代物でしかないのだが。  これでお終いにして次の地へ移ろうと思う。  自分の中では、目的の一端が果たせたのだから。  1832年3月22日11:30、ゲーテ…

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1、クラシックドイツの旅

クラシックドイツ11日間 2013年5月26日〜6月6日 5月26日 JR札幌駅発9:40 千歳発11:35    成田着 日航成田ホテル宿泊 5月27日 成田発 9:45 (LH-0711便)フランクフルト着 14:30 ヴュルツブルクへ(115km 1時間30分)マリティムヴュルツブルクホテル 5月28日 ホテル発 8:30 ヴュルツブルク観光 レジデンツ、マリエンベルク要塞、昼食後、バ…

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ゲーテは面白い

イタリアの旅がまだ収まりが付いていないのに、心はドイツ、それもゲーテに向かっている。 小塩 節、菊池栄一、高橋健二、手塚富雄の各先生の書かれたゲーテに関する本を紀伊国屋書店で探したのだが、今日は目的の本は一冊も入手できなかった。 代わりに求めたのが、翻訳家・平野卿子著『三十一文字で詠むゲーテ』飛鳥新社1600円、と適菜 収編著『超人ゲーテの人生論』ソフトバンククリエーティブ株式会社1500円の二…

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ゲーテの『イタリア紀行』

ゲーテ著・相良守峯訳『イタリア紀行』(中)(下)岩波文庫、を読了。  以前の日記に、ゲーテは何故イタリアの旅に出たのかを書いたが、この旅があってはじめてドイツ古典主義文学が確立され、そしてゲーテにとってこの旅ほど必然的な促しによって実行され、同時に偉大な収穫を齎したものはない、と訳者の相良先生は解説に書かれている。  1786年9月3日、ゲーテはただ一人の家令フィリップ・ザイデルだけに行き先を告…

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『ワイマルのロッテ』と青春の痛み

1816年9月末、ワイマルのエレファント旅館に定期郵便馬車から三人の女性が降り立ち、そして宿帳に「宮中顧問官未亡人シャルロッテ・ケストナー、旧姓ブフ」と記したところから、『若きヴェルテルの悩み』の後日談、トーマス・マン著『ワイマルのロッテ』が始まる。 1771年ゲーテがシュトラスブルク大学を卒業してフランクフルトに戻り、9ヵ月の弁護士の仕事をしながら『鉄手ゴットフリート・フォン・ベルリヒンゲン…