いちにちを下京にゐる鱧茶漬 橋本榮治 逆旅 こころざし低きにありて鱧の皮 橋本榮治 逆旅 なりふりの大事な日なり祭鱧 宇多喜代子 象 ぱつたりと風とまり鱧のざくざく 宇多喜代子 象 トロ箱につの字に並び祭鱧 村松 堅 碧い皮酢橘爽やか鱧料理 アロマ 炙り鱧酢橘を添えて梅肉酢 アロマ 世辞うまく買はされ戻る祭鱧 羽田 岳水 二階よりこゑの掛かれる…
永平寺寒の朝粥をがみ受く 松本 旭 鴬や朝粥白く光あり 後藤夜半 ご飯から強火で仕上げる朝の粥 アロマ 汗いさぎよし朝粥の火に仕へ 塚本久子 含漱水吐き 朝粥は軒で煮く 伊丹三樹彦 上海の旅で朝粥頂いて アロマ 芹の香の朝粥で足り京泊り 能村登四郎 山寺に朝粥食ふも避暑名残 柴原保佳 身に入むや朝粥を欲る旅もどり 山内山彦 朝粥に海雲の入りて…