「まとまって出るようになったんだよ」 「****」 尿の話？ 「健康にいいんだよね」 「長生きしちゃうじゃん」 その言い方は長生きはして欲しくない気持が十分伝わる言い方だ。 目の前を歩く女性二人連れ。実の母娘だろうか、年上女性は7~80代、若い女性は4~50代。聞きたい、その後はどう会話が続くのだろう。 娘が立ち止まった。アクセサリーを見ている。母親も立ち止まる。私が止まったら不自然だ。人…

現在、私は自分の母と同居している。 昔、配偶者がいた時は彼の母と同居。 が、長男が３歳位で他界した。 その後、私の母がいわゆる熟年離婚なるものをして一人暮らしになったので 私の配偶者さんが『うちに呼んだら⁉️』と言ってくれたので同居することに。 子供３人と私達夫婦と私の母の６人家族。 それから私達夫婦も別れる事になり、 私は子供3人と母を連れて🏠を出た。 子供たちは全員小学生…

Ｓちゃん(中三)が言う 朝からお母さんとケンカしてきた(-_-;) ありゃりゃ！朝から？ 進路についてらしい 母の思い　本人の思い 少しだけ距離があります...が、私からしたら、Ｓちゃんは将来の夢もあり、それに向けて頑張ってるのでナンノ心配もないと思いまする〜(^_^) お母さんは、お母さんの理想を私に押し付けてる！ お〜お〜！ 懐しく二度と戻らぬ子育て時代(…

「やっぱり見た事ないなぁ」 「バアバ、忘れてるんだよ」 お兄ちゃんが言う。娘も去年一緒に来たはずだと言う。 バス停からプールは見えているが、カンカン照りはキツい。手前に広がる緑も新鮮だし、そこに虫取り編みを持った親子がいるのも始めて見る。 「あっ、どんぐり!」 お兄ちゃんが大きなどんぐりを拾った。舗道脇の木に、見た事もない大きなどんぐりがびっしり付いている。こんなどんぐりも始め…

メロンの黄緑色が目立つケーキ屋、チョコレート屋、お寿司屋、弁当屋、量り売りの赤いお肉が並ぶガラスケース、次は餃子、とんかつ、焼き鳥、サンドウィッチ、新鮮な果物が並ぶスーパー。 買う訳でもないのにじっくり見る。見る事だけを楽しんでいる。仕事の疲れが吹き飛ぶ気がした。 仕事先から帰宅してシャワーを浴び、バスと電車で娘宅に向かう。 バスには数人しか乗っていない。夕方から駅に向かう人は…

80歳を過ぎた母は、数年前から認知症が出始めて。 一人では心配だから、一緒に過ごす機会がぐんと増えた。 見た目が若くて、姿勢が良くて、オシャレが好きな母は、パッと見だとせいぜい60代かなー？くらい(知らない方々のご意見) 若い頃に痛めた右足首のせいで、歩くことに困難を抱ええてるから、外出はわたしと腕組み必須。 歩く速度や足取りは、よちよち歩きの赤ちゃんくらい。 見た目が若い…

娘がもの心ついた頃は、もう両親である私と元夫は 喧嘩ばかりしていた。 最後は、喧嘩もせずに、無視の生活だった。 このままじゃ、いけないと思い、子どもを連れて 私は、、、ある日、夜逃げをした。 その後は、何度も何度も引っ越しをしたり 娘は、転校もした。 裁判所の調停員の前で、娘は泣く演技もした。 私も必死だったけど、娘も周りに嫌われないように必死だった。 勉強…

母娘殺傷事件。 出てくる言葉や感情は全て私たち大人が責任をとってこなかった事。私たちはもっとやれることがあったはず。会社やチームの利益が優先で、大切な人の気持ちを無視、無駄にしてこなかったか。昔から問いかけられ、いつまでも変わらない大人の問題。せめて相手の話しをちゃんと聴こう。

神田沙也加が泊まっていたホテルの最上階の部屋は、一泊4〜5万円はするスタンダード・ツインのプレミアムルームだった。 亡くなった神田沙也加の話をこう言う切り口で、しかも年が開けて間もない時に書くのは気が引けるけれど、それでも書かずにはいられない。 死にたいと思ったことの一度や二度は私にもあっただけに、そんな思いを活字にするのにかれこれ2〜3週間の時間は必要だったけれど。 「マイ・フェア・レディ…

○月×日 今日も母と娘は口ゲンカを始めた。 最初は些細なことのはずだったが 例によって、言い合いは段々とエスカレートしている。 父は聞えないフリをして新聞を開いた。 聞くとも無く聞いている限り けっこう、どうでも良い話にしか聞えないが 本人達は至って真剣だ。 そして、どちらも互いの意見を譲らない。 それを聞きながら父は思った。 「多分、この手の話で 　もし私と娘がケンカをしたとしたら…