◆キンキラキンの古代中華スペースオペラ 先月17日（日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨夜（6月3日・水）視聴。初見。 元ネタは中国の古典小説「封神演義」。殷代末期の古代中国で英雄・姜子牙（太公望）一派と毒婦・妲己らの闘いが展開する神話的中華アクション・ファンタジー。 これでもかとばかりにCGIを使いたおしていて、ほとんど3Dアニメを見ている感じ。王宮や鎧・武具などキランキ…

◆タイトルは「俠盜聯盟」（繁体字版の原題）で良かったのに 先月24日（日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨夜（5月31日・日）視聴。初見。 パリ、プラハ、キエフとヨーロッパをまたにかけて国宝級のお宝を狙う中国人怪盗一味の活躍を描くアクション・アドベンチャー。 わっはっは。これ、言ってみれば香港製実写版「ルパン三世」ですな。（製作者よ、意識していないとは言わせんぞ（笑）。）そ…

◆もはやドニー・イェンの「名刺」 3日（日）の晩にTOKYO MX2で放映された際の録画を、翌4日（月・祝）の晩に視聴。本作は初見だが、シリーズの「イップ・マン 序章」（2008）　https://smcb.jp/diaries/7343379　と「イップ・マン 葉問」（2010）　https://smcb.jp/diaries/7355757　は、すでに視ている。 1959年（というと自分が…

◆社交ダンスはクールでセクシー 昨年12月15日（日）の晩にTOKYO MX2で放映された際の録画データを発掘し、1日（金）の晩に消化。初見。 NYで教室を開いている著名な社交ダンサー、ピエール・デュレイン（実在の人物：画像3）は、スラム街で少年達による自動車損壊事件の現場にでくわしたのをきっかけに、近所の高校で地下室に隔離されている問題児達にダンスを教えたいと申し入れる。学校関係者にも当の不…

◆古代イスラエルってマッドマックス的ひゃっはー！ワールドだったの？ 1日（日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、20日（金）の晩に消化。初見。 旧約聖書のノアの方舟のエピソードをエピック・ファンタジー風のアドベンチャー映画にしたてたスペクタクル活劇。 これはまた、奇作というか、怪作と申すべきか（苦笑）。思えば'60年代を中心に「十戒」（1956など）、「偉大な生涯の物語」（19…

◆アジアが産んだ超胸クソなギリシャ悲劇 一昨年の10月にTOKYO MX2で放映された際の録画データをHDから発掘して、昨晩（26日・水）視聴。初見、原作（日本のカルト・コミック、画像3）未読、ハリウッド版リメイク（2013）も観ていない。パク・チャヌク監督作品は「JSA」（2000）　https://smcb.jp/diaries/7826435　、「親切なクムジャさん」（2005）　htt…

◆ありきたりなようで意外に… 昨日（16日・日）の午後にTOKYO MX2で放映されたのを、リアルタイム視聴。初見、原作コミック（画像3、ロマ・コメにして菜食グルメ・マンガらしい？）未読。 大手広告代理店のホープなのだが偏食で男運の無い若手キャリアウーマンと、イケメンで料理達者なのだがゲイでヴィーガンの男子高教師がひょんなことから同居生活を開始。その奇妙でどたばたな顛末を描くハートウォーミング…

◆時代を読むと面白さが増すという例 9日（日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、本日（11日・火・日）午後に消化。初見。原作（画像3）未読、オリジナル映画化（1962）未見。 「砂漠の嵐作戦」中に受けた敵襲の中で立てた軍功をアピールして米国副大統領候補にのし上がった保守系政界の御曹司、実は夜ごとの奇怪な悪夢と戦場での記憶の混乱に悩まされている。同じ悪夢に苦しむ元上官が、その謎の…

◆シュワ・ファンが欲しいのはこういうのじゃないかもだけど 12日（日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨日（19日・日）午後に消化。初見。 レトロ風味が懐かしいが最近はさびれ気味の映画館に入り浸りの夢見がちな少年が、凶悪犯どもからLAの平和を守る無双刑事ものシリーズの主人公らとともに「虚実の壁」を通り抜け、映画の中と現実のふたつの世界をまたにかけて大冒険を繰り広げるファンタジ…

◆列車は映画の古女房 昨日（17日・日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、晩に視聴。初見。 機密情報提供に協力したというやけに強気な美女をスロバキアからドイツまで国際列車で護送せよと命じられたNATO工作員、上司からは赤んぼでもできる任務と言われたのに案の定、美女の持ち物は超危険物で、それを狙う武装テロリスト団が列車を乗っ取り、無辜の乗客全員を巻き込んだ大騒動となるトレイン・ア…

◆俺だったら白山通りにあった「たつ屋」の牛丼をプレゼンするね 20日（日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨夜（30日・水）消化。初見、原作（昨年亡くなった土山しげるのコミック（画像3））も未読。 めでたく（？）新入りを迎えて5名となった某刑務所の雑居房204号室の受刑者たちが、これまでの人生で経験した一番美味かった食い物（勝負めし）の思い出話を披露し、その誘引力を競い合うと…

◆ほら話も大概にしなさいｗ 13日（日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨日（22日・火・祝）午後に消化。初見、原作（伊坂幸太郎の短編集（画像3）所収）も未読。 まだパンク・ロックというジャンル自体がない1975年に全く売れることのなかったバンドが超トンガった歌曲を録音した経緯を起点に、世紀の変わり目をまたぎ、マヤの予言通り2012年にちゃんと訪れた地球滅亡の日まで、日本のあ…

◆アメコミは薄くて軽くなくちゃ 日曜日（1日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨晩（4日・水）消化。初見。シリーズ前作にあたる「ファンタスティック・フォー ［超能力ユニット］」（2005）はDVDを持っていて、一時ヘビロテしていた。 多忙なスーパーヒーロー生活の合間に挙式して新生活を築こうとする伸縮人間リチャーズ博士と透明美女スーだったが、銀色の怪物体が地球に急速接近してそれ…

◆21世紀のバロー・ギャングは電気少年を連れて 昨日（6月30日・日）午後にTOKYO MX2で放映されたのを、リアルタイム視聴。初見。「第9地区」（2009）と「エリジウム」（2013）　https://smcb.jp/diaries/7692978　は見ているので、これでニール・ブロムカンプ監督の「三部作」はコンプしたことになる。 近未来（といっても2016年らしい）のヨハネスブルグ、スラ…

◆人生とは後悔だ 12日（日）の晩にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨日（19日・日）の夕方に消化。初見、原作（画像3）未読。 第二次大戦後の西ドイツ、15歳の高校生ミヒャエル（本作中ではマイケル）と年増女ハンナの出会い。ハンナは少年に「女」を教え、ミヒャエルは求められるまま彼女に本を読み聞かせる奇妙な関係。やがてミヒャエルが出遭うハンナのふたつの秘密と、その運命を描く文芸ドラマ。 …

◆聖母に祈りたい気分になるのは視聴者だよ 3日（金・祝）の昼にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨晩（7日・火）消化。初見。 メキシコ陸軍の将軍だった父親を幼い頃に暗殺された姉弟らの復讐を描くマカロニ・ウエスタン。 ギリシャ悲劇か曽我物語か、そういうどろどろした血肉の恩讐世界を西部劇でやろうとしたようだが、登場人物の言動が一人残らず狂っていて、人物関係も物語展開も何が何だかわからない。…

◆どこかで見たよなオルゴールｗ 30日（火・祝）の昼にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨晩（3日・金・祝）消化。初見。 よくある米墨国境の例によって無法はびこる荒れた町にふらりと現れた賞金稼ぎが、かつて妻を殺害した強盗団一味をひとりひとり探し出して殺していく。 ブーム終焉期らしい、雑な作りのあまりにありきたりなマカロニ・ウエスタンで、特に語るところはない。アメリカ人ギャング、メキシコ…

◆30分我慢したら、あら結構面白いぞ 29日（月・祝）の昼にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨夜（30日・火）消化。初見。 南北戦争のしばらく後、最新兵器ガトリング砲を運搬する騎兵隊の一小隊が西部の砂漠を行く。悪辣残忍なアパッチ酋長、それが欲しくてたまらないが、うかつに手を出せば一族郎党それでハチの巣と化すので、じりじり包囲しながら眺めるしかできない。募るイライラ。ところが実は肝心の…

◆それは哀しき永遠のテーマ 先週の日曜日（21日）の午後にTOKYO MX2で放映された際の録画を、昨夜（25日・木）消化。初見。前作（2000）はロードショウで、ほかにウルヴァリンが主人公のスピンオフも2本（X-MEN ZERO　https://smcb.jp/diaries/7583936　とSAMURAI　https://smcb.jp/diaries/7387747　）見ている。関連作…

◆いぶかる前に持ってかれるテンション！ 昨日（17日・日）の午後にTOKYO MX2で放映されたのを、リアルタイム視聴。初見、原作マンガ（画像3）未読、アニメ版やドラマ版も未見。 麻雀インターハイの全国大会行きを目指す女子高生麻雀部員たちの熱い青春模様を描く人気マンガの実写映画化。 冒頭から、麻雀がメジャー競技で学校で部活が行われている日本という奇天烈な世界観や、出て来るのが萌え絵からぬけ出て…