さんが書いた連載古代の迷宮の日記一覧

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山野辺の道 古代の砂鉄採取の道

山野辺の道は砂鉄採取の道じゃないか? なぜ出雲がここにあるのか? 思いをはせている時、鉄のキーワードがひらめき壮大な妄想が始まった。今回はそのことを書こう 少し長文です。 桧原神社から先はなだらかな斜面を横切るようにうららかな道が続いている。その麓近くには景行天皇陵、崇神天皇陵など古代の英雄の大古墳がある。山稜は一方のピ-クを三輪山とするともう一方は臥竜山(560メートル)があり、それぞれに…

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山野辺の道 二つの神

大神(おおみわ)神社は薫風五月の風を受けて健やかに佇んでいた。昨夜来の雨で澄みきっている空気は、掛け柱ニ本の間に注連縄を渡しただけのシンプルな縄鳥居をことさら凛とばかりに引き締めている。 このシンプルな、それでいて畏れを感じさせるこの鳥居は出雲でも見たことがある。 そう注連縄と言えば巨大な注連縄が出雲大社の 拝殿前に大きく 飾られている ことでも有名である。 一般的な鳥居を明神型と言うの…

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飛鳥の迷宮 日本最初の寺・最古の寺

申し訳ありませんが 少し長文です  前日の雨により五月晴となったその日、明日香村の甘樫の丘に友人と3人で登った。古代の飛鳥は目の前にのびやかに広がっている。 明日香村は初めてという二人に私の知っている限りの知識を同員しながら辿々しく説明をした「あそこが乙巳の変があった板葺の宮、そして入鹿の首が飛んでいったという首塚...」 突然「あれは首塚じやない!」という声が背後から聞こえた。見るとそこ…